北海道限定のとうきびモナカを木彫りで作りました。そして食べます。
木彫りでとうきびモナカを作ってみた
これまでに長方形のチョコモナカジャンボ、丸型の六花亭ひとつ鍋(後のキャラメルアイス最中)を木彫りで制作してきました。
モナカ3部作としたかったのですが、アイス最中は大体長方形か丸型なので作る対象がなくなってしまい
結構うまく出来たんだけどな〜、しゃーないと諦めかけた時に思い出しました。
丸型でも長方形でもなくお馴染みの美味しい美味しいアイス最中があるじゃない!
そう、とうきびモナカです。
今回はモナカ3部作の有終の美を飾るべく、とうきびモナカを作ります。
とうきびモナカに決めてから里もなかの存在を思い出したのですが、とうきびモナカの方が北海道っぽいのでそのままでいくことにしました。
しかも、いつもなら中に何を入れるか出来上がってから考えるのですが、今回は既に中に入れるものを決めています。
気合の入り方が違います!
ロッテ 北海道とうきびモナカ
北海道とうきびモナカとはとうもろこしアイスのことです。
どうやら、とうきびモナカは北海道限定のようです。名前がとうきび(とうもろこし)なので、まぁそうでしょうね。
お土産って感じでもないので、道外の方は知らないかもしれません。
スーパーでも売っているのですが店によってなかったりするので、今回はセイコーマートで買ってきました。
セイコーマートにはだいたい置いてます。
昔は雪印のとうきびモナカだったのですが、色々あって今はロッテです。
下準備としてとうきびモナカのサイズを測りメモしました。そして食べました。
中のアイスはとうきびの味がしっかり効いていて、優しい甘さでおいしかったです。
木彫りのとうきびモナカ制作開始
2つの板を使って実物大でいきます。シナノキで厚さは3cm位あったかな。
テープで固定し糸鋸でカットした後、カンナで丸く削っていきました。
内側は全部を彫刻刀で削るとなると手が疲れてしまうので、ドリルである程度穴を開けてから彫刻刀で彫っていきました。
途中彫刻刀で彫りすぎて穴が空いてしまったので修正して誤魔化しました。
板に何か書いてあるのは、違う作品を作ろうかと図案を書いたけどやっぱり止めたなごりです。
内側と外側を削りなんとなく形はそれっぽくなってきたのですが、彫りを入れることや金具を取り付ける位置など考慮して切り出してみると分厚くなりすぎていました。
カンナでサイズを小さくしていきましたが、すでに丸みを帯びているので掛けづらく大変でした。
とうきびの粒を彫る
形を整えた後は、えんぴつで板にとうきびの粒を書き込んでいきました。
とうきびを一粒一粒彫るのは気が遠くなる作業で、一粒彫るたびに体力が削られいきました。
何粒彫ったかは数えていません。
粒を彫っている時に思い出したのですが、昔とうきびモナカのパッケージって、もっととうきびの皮風で上のとうきびのひげがクシュッとなっていて開けづらかったような気が。
年だから幻かな?気のせいかな?…ゴリゴリゴリゴリ彫りすすめます。
留め金は磁石
外側と内側を彫り終え次は金具です。
板と板を留める金具は磁石にし、とうきびモナカっぽく真っ二つに割れるようにしました。
彫り終わり磁石を埋める穴を4箇所開け、磁石を入れ木くずパテで隙間を詰めました。
磁石が強力だったので片側だけに取り付けました。
サンドペーパーと色付け
サンドペーパーをかけていきます。
かなり細かいので時間がかかりました。
その後の色付けは、黄色いウッドカラーと白いアクリル絵の具・水を混ぜて塗りました。
乾いてから見てみたら丁度いい色でした。ニスを塗ると色が変わってしまうので今回は塗っていません。
とうきびモナカ完成
完成です\(^o^)/
なんか良く出来たんじゃないですかね。
黄色の塗料を塗ることによって人工的な感じになり、とうきびでは無くとうきびモナカに近くなったと思います。
色は奇跡的に近くなりました。途中で足りなくなって絵の具を足したりと適当に作ったので二度と同じ色は出せませんけど。
本物と比べてみると一回り大きいですが、結構寄せていってると思います。
こだわりポイントはとうきびモナカの縁も彫っているところです。
とうきびモナカの中身はとうきびチョコ
今回、最初から決めていた中身はとうきびチョコです!
前回、木彫りのひとつ鍋をキャラメルアイス最中にする際、アイス部分は紙粘土を着色して作りました。
初めての紙粘土作業は難しく一応良しとしましたが、出来上がりは何だかしょぼいというか、みずぼらしくなってしまいました。
初心者は紙粘土スイーツに手を出すと危険だなと思い、今回は大人しくお菓子を入れることにしました。
数あるお菓子の中で、なぜとうきびチョコにしたかと言うと、とうきび(モナカ)の中にとうきび(チョコ)が入ると辻褄があうかなと思って。
スノーベル 元祖とうきびチョコ
とうきびチョコは空港やお土産屋さんにもある有名な北海道土産です。
いろんなメーカーがとうきびチョコを販売していて、夕張メロンピュアゼリーで有名なHORIや北菓楼からも出ています。
HORIのとうきびチョコの方がパッケージがおしゃれで、よく知られているかもしれませんが、私はあえてスノーベルの元祖とうきびチョコを選びました。
理由は懐かしさを感じるからです。
とうきびチョコと言えば、このロゴなんですよね〜。昔を思い出します。今風に言うと超なつい!です。
とうきびチョコ久々に食べました、おいしかったです。
とうきびチョコがオシャレになってた
昭和丸出しのとうきびチョコの外側パッケージがリニューアルされてオシャレになっていました。時代ですね。
フレーバーもホワイトチョコ以外があるようで、ミルクを買ってきたので久々に木彫りとうきびチョコを引っ張り出して、中に入れてみました。せっかくなので動画も撮りました。
《画面上をクリックすると動画が再生します》
そしてルマンド
元祖とうきびチョコは、近くのスーパーに置いていないので、すみやかに確保できるルマンドも一応入れてみました。
とうきびモナカ風 筆入れ
無理やり実用的な使い方をすると、えんぴつと消しゴムも入りますので筆入れですかね。
就職活動で使えば企業の人事もこいつ個性が溢れてる採用!となるかもしれません。
木彫りのアイスモナカ3部作チョコモナカジャンボ・ひとつ鍋・とうきびモナカまとめ
今までの3つを並べてみました。
結構いいんじゃないですかね〜。ひとつ鍋以外はルマンドも入るし、気が済みました。
パッと見て、わかりやすいのは全国的に知られているチョコモナカジャンボでしょうか。
アイスの袋が無かったら、モダンな模様の小箱っぽくみえます。
一番難しかったのはとうきびモナカです。
粒が細かいので彫るのに時間がかかり、丸みをつけて彫っていくのが一番大変でした。
サンドペーパーも木のゴツゴツした感じを消すために一生懸命いっぱいかけました。
色がいい感じなったので色々ごまかせて、本物に近い出来になったと思います。
モナカはこれで卒業して、次また良さそうな題材が見つかったらチャレンジしてみたいと思います。完
染料 ウッドカラー黄 アクリル絵の具・白
木のサイズ17.5×φ5cm
制作期間 1ヶ月
制作年 2019.3
これまで作った木彫り食べ物は
フェイクフード をクリックでご覧いただけます。