今回は組み木を図案から考えて作ってみました。
木彫りの熊(組み木)にチャレンジ
インターネットで”木彫り”と検索してみたら、”木彫りの熊”と真っ先に出てきました。
木彫りと言えば熊なんだなぁ、なるほど。と思い木彫りの熊を作ってみることにしました。
しかも私は北海道住みなので、なんだかこのブログにピッタリじゃないですか!
木彫りの熊のイメージ
確かに北海道の木彫り土産と聞くと、観光地のお土産屋さんに売っているヒグマが鮭をくわえている荒々しい木の置物が真っ先に出て来るかと思います。
最近では鮭が熊に噛み付いていたりと色々な種類の木彫りの熊があるみたいです。
私はなぜか、木で作られていないのに千秋庵の山親爺に入っていたクマが思い出されます。
そしてもうクマのマスコットは終了していました。が
山親爺のパッケージが変わった 新たなCMも復活!札幌千秋庵 缶の山親爺にマスコット復活
札幌千秋庵本店
木彫りの熊の発祥地
発祥はどうやら北海道の道南にある八雲町みたいです。
八雲町と言えば函館に行く途中に通る町で、ケンタッキーの実験農場であるケンタッキーファーム(今はハーベスター八雲に変わっています。)がありチキンが美味しい!というイメージが強かったので、驚きです。
制作過程
本格的な熊の置物をノミで作るのは無理なので、組み木でクマとサケを制作してみることにしました。
図案から考えるという初めての試み、うまくいくでしょうか?
図案を考える
今までは、本の図案やイラストをまねて書き写したりと参考にしたものがありましたが、この組み木は完全に頭の中のイメージです。組み木らしく、かわいい単純な形を意識して書きました。
しかしサケは可愛く書くとマグロになってしまったので、口元をサケっぽく?変えてみると今度は少し怖くなってしまいました。顔は、一般的な鮭・紅鮭・メジカを意識しました。
今回は枠なしで制作しようと思っていたので、横のサケが落ちないようにヒレの所で凹凸を付け、熊に引っかかるようにしました。
糸鋸とドリル
切る前は仮面ライダーの組み木の時よりもパーツが単純な形なので切り抜くのも楽かなと思っていましたが、手持ちの板の中でサイズがピッタリだった厚さ3cmのホオノキを使うととっても硬く糸のこの刃を3本も折ってしまいました。
時間もかなりかかって切り終えました。
クマの手指は三角刀。足指、サケのエラ・ヒレは糸のこで切り込みを入れ、目はドリルの一番小さい径で穴を開けています。
仕上げ
えんぴつで書いた線を消すために、軽くペーパーを掛けてからクマの鼻にドリルで穴を開けます。穴あけは鼻の形を三角にするか迷っていたので、最後にしました。
最後サンドペーパーをかけて出来上がりです。色は無しにしました。
木彫りの熊(組み木)完成
サケのヒレがクマに引っかかるように出来て良かったです。クマの左手にいるサケが一番鮭っぽいでしょうか?
正確にはほぼカットのみ少し彫刻刀で線を入れただけなので、”木彫りの熊”ではないかもですがサケもいるし木で作ったので良しとしました。
タイトルを付けるとするなら、鮭三銃士 知床の乱! でしょうか?
かわいいクマと怖いサケの組み合わせがジワリと来ます。
北海道全開で良いと思います。
染料 なし
木のサイズ 11×13×3cm
制作期間 5日間
制作年 2017.3
自分メモ
組み木の曲線はホオノキ難しい シナノキ◎