木彫の鏡 くるみの板ぶどう柄
木彫りを始めて9年目くらいに制作した作品です。
くるみの大きな板が手に入ったので、ぶどうの鏡を彫ることにしました。
板に図案を書き、18箇所ドリルで穴を開けて糸鋸でカットしていきました。
ツルの周りから彫り出していき、大雑把に全体を彫っていきました。
ぶどうの葉や房がたくさん付いているので、完成するまでに時間がかかりました。
パッと見だとわかりませんが、糸鋸でカットしたときに必要な部分を切り落としていたらしく、彫ってる時に気が付きあわてました。
修正してごまかしました。表から見たらわからないですよね?
ぶどうの実の形は、数十年前のかなり未熟な彫りで正面から見る分にはそれっぽく彫れたのですが
真横からみると俵が積んであるように見えます。
今見ると、丸くしておけばよかったなと思います。
裏から見るとはっきり糸鋸でカットしてしまった跡がわかります。
やっとの思いで1年以上かかり完成しました。
材木 くるみの木
染料 色粉
木のサイズ 64×46×2.5cm
制作期間 1年半
制作年 1993.9
染料 色粉
木のサイズ 64×46×2.5cm
制作期間 1年半
制作年 1993.9