今回は普段使っている木彫り道具ハタガネをご紹介したいと思います。
板と板を貼り付ける道具
毎回必ず使っているわけではないのですが、使う頻度が高い道具です。
これはハタガネと言って、板と板を貼り合わせる時に使うものです。
ホームセンターやネットショップで取り扱っています。
created by Rinker
山崎製作所(Yamazaki Seisakusyo)
木彫り用の板は20cm前後が多いのですが、制作したい作品が板より大きい時に板を2枚を貼り合わせ1枚にして使っています。
木彫りを始めた頃は、この道具の存在を知りませんでした。
板を貼り合わせる道具があるよと教えてもらい、自分で貼り合わせてみた所うまく貼ることに成功し幅の広い1枚板を作ることが出来ました。
それからは図案と板の大きさを考えること無く、大きな作品にも挑戦できるようになりました。
ハタガネの使い方
- まず4本セットで使います。(1本づつ売っていますが、私は4本を使い、締めています。)
- 2枚の板を並べ、接着面に木工用ボンドを付け、貼り合わせます。
- ハタガネを表側から2箇所、裏側から2箇所均等に取り付けます。
- ハタガネのネジを締めていきます。
- 板を貼り付けている部分から、ボンドが圧でじわっと出てくるので、それを濡れた布で拭き取ります。
- その状態で1日置いておきます。
- 次の日、ハタガネを外し出来上がりです。
※自己流の圧着方法です。
ハタガネのネジは1本に2箇所あり、下のネジで板の幅にあわせて固定し良い位置でガッチリ締めます。(所々ネジ穴が開いているので、そこで下のネジを締めると絶対ズレませんが何もないところでネジを締めて使うことも出来ます。)
その後、上のネジで2枚の板に圧をかけていくためにきつく締め上げます。
一日置いてハタガネを外すと一枚板の出来上がりです。
ハタガネを大小8本持っていますが、4本あれば安定して1枚の板に出来ると思います。
きれいに仕上げるポイント
板の表面にボンドが残っていると、色付けの段階でその部分だけ塗料が入っていかず、ムラになり出来上がりが全然違ってきます。
point
必ず濡れた布で執拗に両面とも拭き取っています。
乾いた布も使ってみたのですが、うまく拭き取れませんでした。
今まで板2枚を貼り合わせて作った作品でパックリ2つに割れたことはありません。
かなり強力にくっついています。
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