2019年7月、札幌駅からも近い場所にある北大植物園へ行ってきました。
札幌中心部の隠れた森 北海道大学植物園
ゴージャスなバラの木彫作品を制作するため、創作意欲を掻き立てるべくバラを観察しに北大植物園へ行ってきました。南極物語のタロもいました。
札幌市内のバラ園を探す
バラ園と言えば地崎バラ園…もう無いんだっけ?と調べてみると、結婚式の教会になっていました。
大通公園の西12丁目くらいにバラがいっぱい咲いてる所があるけど、結構通るので新鮮味にかけるし…。
更に調べていくと、北大植物園(北大キャンパス外)にもバラ園があるようなので行ってみることにしました。
長々札幌に住んでいながら植物園に行くのは初めてです!
北大植物園のアクセス
北大植物園の場所は、六花亭札幌本店の西。どさんこワイドでお馴染みSTVの北。ミニ大通公園の東です。
最寄り駅は地下鉄さっぽろ駅?西11丁目駅?のどっちかです、たぶん。
随分ぼんやりした説明で全くピンとこないと思いますが、私もです。そういう場所です。
途中の道庁赤れんが
天気はどんより曇り空、ぽつぽつと雨も降っていて7月とは思えぬ気温の低い日でした。
敢えてこの天気を選びました。花の写真が素敵に撮れることよりも、いかに虫が少ない時を狙うかが私にとっては重要なポイントですので最高の条件です。
さっぽろ駅から道庁の横を通って行きました。
どうやら赤れんが庁舎は3年間の改修に入るので、9月末で一時閉館するようです。
改修後はあのクーポラみたいなところからの展望体験ができるようになるんですって。ちょっと行ってみたいな〜
北大植物園に到着
この前の道を通ったことはあるのですが、植物園を意識したことがなかったのでなんだか新鮮です。
入園料は 16才(高校生)以上 420円です。※5月4日 みどりの日は毎年無料、北大生は受付に学生証を提示でいつでも無料だそうです。
見ごろ情報と植物園内の地図が載った紙を受付の時にいただけるので、地図を見ながら目的の場所へ進んでいきます。
木がいっぱい生えているので、雨粒にも当たらず傘は使いませんでした。
途中すっごく大きな木があり、ハルニレでした。
案内板がないと迷います。
北大植物園のバラ園
バラ園は植物園の奥にありました。
色々な種類のバラが咲いていました。
レッドデビル!男を惑わす悪女っぽいですね。
撮った写真を参考に図案を作りたいです。
虫がいないから花に近づき放題だぜ!ヒャッホー!!とカメラを向けると、ハチが花についていてうろたえたりもしました。2回ほど。
見頃のバラがたくさんありました。
人も全然居なかったのでゆっくり観賞でき写真も撮り放題です。
横からも写真を撮ったり。
小さな池の花
バラ以外の花も咲いています。
たっぷり観察したので次は植物園内にある博物館へ向かいます。
途中に穴の空いた大きな木がありました。覗いてみましたが動物はいませんでした。
木彫作品でよく使うホオノキがありました。
ロイズタウンの工場見学に行ってきました。夏はローズガーデンの薔薇が素敵みたいです。
北大植物園の博物館本館で南極物語のタロ
博物館に着きました。
この建物はゴールデンカムイという漫画に出ていて、誰かの家なんですって。
読んだことはないのですが有名らしいので写真を撮りました。
中に入ってみると色々展示していて、まず大きな熊の剥製がお出迎えです。
今、手稲駅の近くに熊が出たらえらいこっちゃです。
奥にはヒグマの骨格標本もあり、この歯で襲われたらそりゃやられるわと納得しました。
南極物語のタロ(剥製)が現れる。なぜ此処に?
なぜか南極物語のタロとジロのタロ(剥製)がいました。
南極物語って健さんが再び南極を訪れたらまさかのイヌまだ生きてる!わぁお!!の場面しか覚えていませんが、ここにいるということは戻って北海道に住んでたのでしょうかね。
でも北大植物園にいたの??え、ジロは?
説明文を読んでみるとタロは生きて南極から帰った後にこの博物館で飼育されていて、ジロの剥製は東京の上野公園内にある国立科学博物館にあるようです。知りませんでした。
情熱大陸のエンディング曲で有名な葉加瀬太郎さんの『エトピリカ』のエトピリカもいました。
北大植物園の温室 食虫植物天国!
温室のロビーに入ると休憩所があり、A棟B棟と分かれていました。
食虫植物がいたのでB棟から行きました。
進むと一度外にでてから温室に入る感じなのですが、すっかり緑に囲まれたところを通って来たので普通に交通量の多い道路が見えて、はっ。ここは街中だったと現実に引き戻されましたが、食虫植物登場でまた緑の世界に戻りました。
ウツボカズラに夢中
食虫植物がパックリするところを見てみたかったのですが虫がいませんでした。
色々な種類の食虫植物が展示されていたのですが、目を引いたのはウツボカズラです。
ポケモンGOで言うところのウツボットで、ここはウツボットの巣でした。色違いが何種類も沸きまくっていました。
中には液も溜まっていて覗き込んで見てみましたが虫はいませんでした。
フチの模様も品種によって結構違うものですね〜きれいです。
子どもの長靴みたいでカワイイです。
ウツボカズラの種類が豊富でビックリしました。色々あって楽しい!ウツボカズラ最高!
食虫植物の部屋は他に人もいなかったので思う存分堪能しました。
多肉植物の部屋
アロエがワッサー
植物園のウツボカズラを参考に
温室A棟
A棟に行きます。こちらは熱帯・亜熱帯植物、シダ植物、北海道の植物です。
ユウバリソウは夕張岳のみに分布している北海道の固有種なんですって。
北大植物園を後にして
来る前までは街中だし温室メインの人工的な香りのするそこそこの規模かなと思っていたのですが、案内板がなければ迷子になるレベルの森でした。
お天気もあまり良くないからか広すぎるからか?人にも会わず大自然を札幌中心部で満喫できました。
札幌観光に自然を求めているときは、アクセス抜群の北大植物園がオススメです。
一瞬で森です。札幌市内の穴場観光スポットなのでは?
広すぎて半分も回らずにすっかり疲れてしまいましたが、メインのバラも見たし温室ではウツボカズラも観察できたし、予想外のタロにも出会うなど充分満たされたので植物園を後にしました。
帰り道、おっと、こんなところに六花亭があるじゃな〜い、休憩休憩!
初めから行く気満々だった六花亭札幌本店へ吸い込まれていきました。
開園時間 9:00~16:30(入園は16:00まで)休園日 月曜日(祝日の場合は翌日)
※冬は温室のみ