組み木のひな人形を額縁にいれて、そのまま壁にかけれるようにしました。
木彫りの雛人形をコンパクトな壁掛けにしてみる【組み木】
組み木のひな人形を制作するのは楽しいのですが、これ以上増えるとさすがに飾るのが面倒臭いし、置くスペースがないな…と思い、パッと出せてパッと仕舞えるのが良いのではなかろうかと、組み木を額縁に入れ、壁掛けにしてみました。
だったら増やさなきゃいいじゃん!と思いますよねー、制作したくなるんですよねー。
普通の段飾りひな人形を飾るのが大変だからと組み木のひな人形を制作したのに、それをも出すのが億劫に感じるとは、人って楽な方楽な方に流されていくのですね…私だけかな?
以前制作した組み木のひな人形
雛人形 壁掛け制作
組み木は小黒三郎さんデザインの円びな五段飾りをベースにしています。
額縁にべったり固定してしまうのではなくマグネットを仕込み、つけ外し可能にしてみます。
上手く行かなかったら、がっちりボンドで貼り付けようと思います。
組み木は立たせて飾らないので安定性を無視して通常より板の厚さを薄くします。
うまくいくかな。布を挟むのでマグネットの磁力が不安です。
組み木の制作 カット
作り方は普通の組み木と同じです。
薄いホオノキの板の余りがあったのでそれを使います。
一気に切り出してしまおうと思ったのですが、パーツが細かく何時間も続けていると嫌になってきたので、何日間かに分けて少しずつ作業しました。
組み木の制作 サンドペーパーと色付け
カットが全て終わりサンドペーパーをかけ、色を付けていきました。
サンドペーパーも細かい所までかけていくのに結構時間がかかってしまいました。
色付けは楽しかったです。
組み木の制作 マグネットを仕込む
木工用ボンドで1体ごとにパーツをくっつけていきます。
立体的に見えるように少しずらしてパーツを付けていきますがサンドペーパーで削れてしまったのかな?ボンドでくっつけようとしてもしっくり付かず手こずりました。
1体1体くっついてから裏側にマグネットをつけて、組み木の完成です。
出来上がった組み木を並べてみます。完成はこんな感じの予定。
次は額縁に取りかかります。
額縁の制作 外枠
額縁の外枠は昔いただいたものがあったので、それを使いました。
所々に、ひな祭りらしく桃の花びらの線彫りを入れ、真ん中にドリルで穴をあけました。
その後との粉とくるみの染料で線の上だけに色付けをしています。
額縁の制作 バックボード
額縁のバックボードはホームセンターで購入してきたベニア板を使います。
ベニア板にマグネットシートを貼り付け、その上に赤い布を背景として使い額縁にはめ込みます。
背景の布に2種類のマスキングテープを貼りました。
組み木の雛人形 壁掛け完成
組み木を額縁にくっつけて完成です。
マスキングテープが段の感じをちゃんと出していて、キュッと締まった出来上がりになりました。
部屋の壁にかけてみました。
これは飾るのが楽でいいです。場所も取らないし!
お道具の御所車を引く牛の顔が豚っぽく出来上がってしまいました。
一番下のマスキングテープの柄が、毛氈の裾模様(繧繝模様)にぴったり合いました。
マグネットは最初、手持ちのクラフト用マグネットでやってみたのですが布をかませると磁力が弱くなりズリズリと落ちてきてしまいました。
なので磁力の強いマグネットに変えて試したところ、うまくくっつきました。
つけたり外したりできます。さすが超強力マグネット!
超強力マグネット・マグネットシート・マスキングテープはダイソーで購入しました。
雛人形のマグネットおまけ
組み木にマグネットを入れてあるので冷蔵庫などの電化製品にもくっつきます。
鉄板に組み木を貼って遊んでみました。
思いつきでマグネット仕様にした割にうまくいって良かったです。
組み木もかわいく出来ました。満足です!
貼るタイプなので失くす心配もなく、飾るのが楽で良いです。
染料 ウッドカラー との粉 くるみの皮
額縁のサイズ 48×35cm
組み木のサイズ (お雛様)5×6.7×1.2cm
制作期間 1ヶ月
制作年 2018.1
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