
春はまだほど遠い北海道ですが、ひな祭りが近づいてきたので、昔に作った組み木のお雛様を出してきて、この時期になると玄関先に飾っています。
木彫りの雛人形いろいろ
本来は、いつから飾るのか?と見てみたところ、地域に寄りますが立春(節分の次の日 2月4日)の後から2月中旬位に飾るのが一般的のようです。私は2月に入ったら気にせずに都合の良い日に飾っています。
なぜ作ろう!と思ったかというと、7段飾りのひな人形もあるのですが、出すとなるとダンボール3つ分になり、段飾りの組み立てや、人形の配置で半日は費やしてしまいます。もっと気軽に飾れないかと思い、小黒三郎さんの本に載っていた組み木で制作してみることにしました。
たくさんあるので、2回に分けてご紹介したいと思います。今回は2人セットのひな人形各種です。
金屏風とお雛様
これが最初に制作したお雛様で、うれしくて一気に作業したですが、糸のこもまだ慣れていなく、手持ちのドリルしか無かったので穴の位置がちょっとズレたりして手作り感満載のユニークな顔になっています。
切り口も合っていないので、組み立てた時に少し隙間が出来ています。
徳利も左右対称に切れませんでした。
桜の花びらをカットする時、真ん中にドリルで穴を開け、糸のこの刃を通して切り抜くのですが、とっても難しかったです。
一筆書きのように一回で全て切り抜かなければならず、花びら部分の形もイビツに出来てしまいました。やり直しがきかないので、これで良しとしました。
染料 なし
木のサイズ 男雛13×13×2.5cm 女雛13×12×2.5cm
制作期間 1週間
制作年 28年位前
牛車とお雛様
牛車にのっているお雛様がかわいかったので、制作してみました。前の作品から20年経っているのに、やっぱりイビツに切れてますね…。
後ろのピンクの飾りは、花束をくるんでいた包装紙を取っていたので、合うと思い添えてみました。
牛は余った桂の木、車輪は余ったホオノキで出来ています。牛は満足しています。
染料 なし
木のサイズ 12×18×1,5cm
制作期間 1週間
制作年 8年位前
金屏風とミニひな人形
このお雛様は、離して載せていますが、ピッタリくっつきます。1枚の板で制作しています。
屏風はお菓子の箱に付いていた厚紙を取っておいたので、屏風に見立てて使っています。それらしく見えるかしら?
桜の花びらのサイズが小さいため(1cm位)、糸のこで小回りをきかせて切るのが難しく、載せるのをためらうくらい恥ずかしい出来です。
何個も練習しないと納得の行く桜の木は出来ないかもしれません。
橘の木は、桜から見たらまだましに見えます。
染料 なし
木のサイズ 男雛9×7×1.5cm 女雛5.5×6.5×1.5cm 桃と橘の木7.5×4.5×1.5cm
制作期間 1週間
制作年 20年位前
寄り添うお雛様
本当は図案通り、花びなを作ろうと思っていたのですが、その時の手持ちの木片は、サイズ的に小さく、分厚い板しかなかったので、合うように図案の下の部分をカットして作りました。出来上がりをみると他のおひな様よりも厚みがあるのがわかると思います。
画像の後ろのお雛様は、使った木片に茶色のフシがありましたが、捨てるにはもったいないので、活用しました。
染料 なし
木のサイズ 6.5×13×3cm
制作期間 3日間
制作年 7年位前
花びな各種
桜の花びな
橘の花びな
梅の花びな
染料 なし
制作期間 1週間
制作年 6年位前
コンパクトで場所も取らずかわいいので、毎年組み木のお雛様を飾るのが楽しみな作業になっています。
次回は組み木のひな祭り 手作り 五段飾りをご紹介したいと思います。
組み木のひな人形をディスプレイした様子はこちら
2019年に制作した組み木 たもと円びなはコチラ
六花亭のさくら餅(こし餡)とさくら餅(白)つぶ餡を食べました
その他のひな祭り関連はひな祭り をクリックでご覧いただけます。