制作するたびに思わぬ落とし穴が待ち構えているバラですが、魅力にやられ懲りずにまた挑戦した作品です。
バラとリボンの帽子掛け
今回は立体的に見えることを一番に重視しました。
図案では全て1枚の板で作られていましたが、土台のリボンとバラの葉で1枚の板。バラの花3輪は別に制作し、上に載せ合体させています。
バラの部分
花びら一枚一枚に個性を出し、丁寧に彫りさげました。
バラの花びらの向きが土台の葉っぱと違和感なく合うように、調整しながら彫りました。
2輪のバラが重なり合っている部分は、花びらに高低差をつけ違いを出しています。
リボンと葉っぱ部分
葉っぱは花びらとのバランスを考え、何度もやり直して調整しました。
リボン部分は、クネクネと柔らかく重なりあっている様子を表現するのがとっても難しかったです。
実際かたい板をリボンの様に見せるのは、想像以上に難しくバラと同じ位大変でした。
どれだけ深く彫れば良いのかわからなかったので、少し彫っては遠くに置いてリボンの重なり具合を確認し、納得がいくまで作業を繰り返しました。
1輪のバラの影から出ている葉っぱの位置の調節が中々シックリいかず、微調整を繰り返しました。
裏側
バラは後ろからボンドとネジで留めています。
展示用にテグスを付け掛けれる様にしています。その上の三角吊り金具はコートなど重いものを掛ける時に使用できるように、取り付けました。
フック
最後にフック3個を取り付けて完成しました。
バラの花と葉は、心持ち色を濃い目に塗っています。
出来上がりは、バラの後のせが想像以上に上手くいきました。ヤッタね!!
材木 シナノキ
染料 くるみの皮
木のサイズ 21×89×2.3cm
制作期間 1年半
制作年 2005.7
染料 くるみの皮
木のサイズ 21×89×2.3cm
制作期間 1年半
制作年 2005.7