![木彫り バラとリボンの帽子掛け](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-01.jpg)
制作するたびに思わぬ落とし穴が待ち構えているバラですが、魅力にやられ懲りずにまた挑戦した作品です。
バラとリボンの帽子掛け
今回は立体的に見えることを一番に重視しました。
図案では全て1枚の板で作られていましたが、土台のリボンとバラの葉で1枚の板。バラの花3輪は別に制作し、上に載せ合体させています。
バラの部分
花びら一枚一枚に個性を出し、丁寧に彫りさげました。
![woodcarving rose and a ribbon hat 12.jpg バラの木彫り](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-12.jpg)
バラの花びらの向きが土台の葉っぱと違和感なく合うように、調整しながら彫りました。
2輪のバラが重なり合っている部分は、花びらに高低差をつけ違いを出しています。
リボンと葉っぱ部分
![woodcarving rose and a ribbon hat 08.jpg 木彫りのバラ](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-08.jpg)
葉っぱは花びらとのバランスを考え、何度もやり直して調整しました。
![woodcarving rose and a ribbon hat 07.jpg 木彫りバラ](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-07.jpg)
リボン部分は、クネクネと柔らかく重なりあっている様子を表現するのがとっても難しかったです。
実際かたい板をリボンの様に見せるのは、想像以上に難しくバラと同じ位大変でした。
![woodcarving rose and a ribbon hat 06.jpg バラとリボンの帽子掛け木彫り](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-06.jpg)
どれだけ深く彫れば良いのかわからなかったので、少し彫っては遠くに置いてリボンの重なり具合を確認し、納得がいくまで作業を繰り返しました。
![woodcarving rose and a ribbon hat 04.jpg バラとリボンの帽子掛け](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-04.jpg)
1輪のバラの影から出ている葉っぱの位置の調節が中々シックリいかず、微調整を繰り返しました。
裏側
![woodcarving rose and a ribbon hat 03.jpg バラとリボンの帽子掛け](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-03.jpg)
バラは後ろからボンドとネジで留めています。
展示用にテグスを付け掛けれる様にしています。その上の三角吊り金具はコートなど重いものを掛ける時に使用できるように、取り付けました。
フック
![woodcarving rose and a ribbon hat 09.jpg バラとリボンの帽子掛け](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-09.jpg)
最後にフック3個を取り付けて完成しました。
![woodcarving rose and a ribbon hat 02.jpg バラとリボンの帽子掛け](https://3cco.jp/wp-content/uploads/2017/07/woodcarving-rose-and-a-ribbon-hat-02.jpg)
バラの花と葉は、心持ち色を濃い目に塗っています。
出来上がりは、バラの後のせが想像以上に上手くいきました。ヤッタね!!
材木 シナノキ
染料 くるみの皮
木のサイズ 21×89×2.3cm
制作期間 1年半
制作年 2005.7
染料 くるみの皮
木のサイズ 21×89×2.3cm
制作期間 1年半
制作年 2005.7