木彫りのバナナスタンドを制作しました。
木彫りのバナナスタンド
バナナスタンドを作って、ただバナナをかけるだけではつまらないので組み木の動物も足してみました。
バナナスタンド本体部分は森の木をイメージして図案を考えました。板はシナノキです。
組み木は本の図案や手持ちの組み木を参考にして、スタンド本体に合うように調整して板に書き写しました。
一応、エゾリス・エゾフクロウで北海道らしくしたのですが、バナナスタンドなので猿も加えた結果、生息地域を無視した仕上がりになりました。しかも猿の手にはりんご!
ま、細かいことはいいでしょう。森のゆかいな仲間たち風なので。
上のフクロウはカエルみたいですが、フクロウらしい木彫りのフクロウ(組み木)も作れます
板をカット
えんぴつで板に書いたとおりに糸鋸で切り抜きました。
糸鋸の刃は太めを使っています。シナノキで制作しているので、板は柔らか目で比較的スムーズに作業できました。
猿のパーツは細かいので糸鋸の刃を細い刃に変えて切り抜きました。
彫り&サンドペーパー
スタンド本体は、木っぽくするために、彫刻刀で彫りを入れ、年輪もつけています。
組み木部分はサンドペーパーのみです。
色付け&仕上げ
適当に底板をつけるとバナナの重さでスタンドが倒れてしまうので、バナナを吊るす金具を仮止めし、実際バナナを吊るしてみました。
バランスをみながら、安定した底板の大きさと位置を決めました。
一応バナナを吊るす金具の裏側は、重さに耐えられるように板を一枚貼り付けて補強しました。
木工用ボンドとネジで止めています。
ネジ穴が目立たないように、木粉をノリとあわせてパテにし、ネジ頭の上に埋め込みました。
色付け前に仮止めしてみました。なんかいい感じです。
バナナスタンド本体は木の皮っぽく、くるみの皮で茶色に色付けしました。
組み木は色付けしていません。
乾いてからニスを3回薄くかけました。
底板と本体をネジと木工用ボンドで止めて、
最後にバナナを吊るす金具を付けます。金具はネジ式でバナナを掛ける向きを調節出来るようにしました。
バナナスタンド完成
完成しました。
まず、デカイ!欲張ってバナナスタンドに色々付けた結果、やたら大きくなりました。
木の年輪やコブが良い感じに彫れました。
組み木は乗っているだけなので、取ってみたところです。
スタンド本体だけでも変じゃなかったです。
カプセルトイのスナイパーやコップのフチ子さんなどのミニフィギュアを載せてもいいかな。
家にある小物を乗せてみました。
バナナスタンドですが、バナナの替わりに鍵や大事な物を引っ掛けても良さそう。
これだけ大きかったらすごく目立つので、家の中でアレがないコレがないと外出寸前にイライラ、パニックになることも防げそうです。
染料 くるみの皮
木のサイズ 38×23cm
制作期間 3週間
制作年 2018.6