桂の1枚板(48×30×2.5cm)にポピーのレリーフを彫りました。
木彫りのレリーフ ポピー
板に21箇所ドリルで穴を開け、糸のこで切り抜きました。
茎の周りはポキっと折れないように太めに切り抜き、最後に細さを彫刻刀で調整しました。
ポピーの花は3種類あり、横向きと花びらの開き加減を変えて彫っています。
イメージとしては花びらが薄くクシャクシャと重なっているのを表現したつもりです。
何度もやり直したので時間がかかりました。
左上の花が一番苦労しました。
蕾は茎との兼ね合いを考えながら、プックリした蕾を彫ったつもりです。
葉は大胆に生き生きとしているように、額から飛び出し気味にしています。
裏側からも茎や蕾を彫っています。
裏からも彫ることで細さを出しました。最後の最後まで茎を限界まで細くしていきました。
桂の板だったので、硬さもあり茎は折れずに出来上がりましたが、シナノキで制作していたらポッキリ折れていたでしょう。
色はやしゃ玉を塗っています。
年数が経ち深みが増して良い色になってきてました。今は玄関先に飾っています。
すごく神経を使って彫ったので、昔の作品ですが印象深いです。
材木 桂の木
染料 やしゃ玉
木のサイズ 48×30×2,5cm
制作期間 2年間
制作年 1996.7
染料 やしゃ玉
木のサイズ 48×30×2,5cm
制作期間 2年間
制作年 1996.7
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