
六つ目編み風ブドウのレリーフ
2cmの厚さの一枚板を切り抜いて作った作品です。
六つ目編み風のレリーフが気になっていたので、飽きそうだな…と思いつつ挑戦しました。
まず、網目を作るためにドリルで128箇所穴を開けました。
板が大きすぎて、ボール盤のドリルでは真ん中に届かないので、中心付近は、手に持つタイプのドリルで穴を開けました。
次に糸のこで切り抜きぬくのですが、穴の数が多すぎて毎日数個ずつ作業しましたが、結局1ヶ月近くかかりました。
ブドウの葉っぱと実がザルの上に置いてある感じを意識して彫りました。
竹の六つ目編みに見えるよう、尚且つ分厚くならないように出来るだけ薄く彫るのが大変でした。
かなり広範囲に渡っており、同じパターンの彫りでどこを彫っているのかわからなくなるし、飽きてくるしで嫌になりましたが、好きでこの柄を選んだので頑張りました。
アップの画像でも、編み込まれているように見えますね。良かった!
裏側も、表と同じように彫っています。ブドウのレリーフがない分、表よりも網目を彫る作業が多くて辛かったです。
裏側を彫る時は、表に合わせて連続した網目になるよう、頻繁に確認しながらの作業となりました。
結局、両面の六つ目編みに、2年間も掛かってしまいました。
レリーフのフチは、竹が巻いて見えるように、三角刀で線を入れました。
全て彫り終わり、サンドペーパーを128箇所の穴に手でひとつひとつ掛けていきました。これは1ヶ月程かかりました。
完成品を立てかけるのに、サイズを合わせて制作しました。色はくるみの皮を使っています。
材木 シナノキ
染料 くるみの皮
木のサイズ 30×45×2cm
制作期間 2年半
制作年 2008.10
染料 くるみの皮
木のサイズ 30×45×2cm
制作期間 2年半
制作年 2008.10
葡萄柄のフォトフレームを作りました