木の市で無地の姫鏡台を買った知人から、何か彫ってみたらどう?と頂いたので模様を彫ってみました。
既存の姫鏡台に模様を彫ってみた
さて、何の模様にしようかと思いサイズを図ってみると、鏡の周りの板の幅が狭く丁度良い図案が載っている本を探せなかったので、
本にあるアカンサス模様を参考に頭を悩ませながら試行錯誤して図案を作り制作しました。
これは組み立てた状態の画像ですが、鏡を取り外せるようになっているので外して彫っています。
鏡のフチの部分が細くて狭いので、3mmや1.5mmの丸刀で彫り下げました。
台の部分
台の表面は沈め彫りにして左右にあっさりとした模様を入れてみました。
引き出し
引き出しの取っ手は取り付けてあったので合うよう模様を考えて彫りました。
アカンサス模様が浮き出て見えるように、平刀で細かく線を入れて地彫りをしています。
全体的にサイズの合う図案を考えるのに彫るより時間がかかりました。
和風の姫鏡台でしたがアカンサス模様を入れることによって少し洋風のオシャレな鏡になった気がします。
この姫鏡台は栓の木(センノキ)で出来ていて、硬く彫りづらかったので苦労しました。
普段は制作したブローチなどを収納して使っています。
材木 センノキ
染料 くるみの皮
木のサイズ 12×30×高さ30cm
制作期間 半年
制作年 2010.8
染料 くるみの皮
木のサイズ 12×30×高さ30cm
制作期間 半年
制作年 2010.8