木を彫る日々

木彫り作品・北海道の日常を綴るブログ

木彫りの掛け時計

木彫りの掛け時計
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帽子の壁掛け時計

木彫りの本を購入したときに、中を見てかわいいなと思い作ってみることにしました。

掛け時計

特に難しかった所は全部で4箇所あり、まずリボンのヒラっとなびく感じを出すこと。ここが一番大変でした。

リボンはレースや紐など生地の薄いもので作られているイメージがあったので、厚みが2cmもある板では中々感じが出せず、彫っては確認、彫っては確認を繰り返して制作しました。

難しかしさもそうですが、時間をかけたのもこの部分です。

掛け時計

2番目に帽子のツバの部分を柔らかそうに表現するところです。もちろんですが、木を彫っているのでどうしても硬い感じがでてしまいます。少しでもふんわりした感じを出そうと頑張りました。

帽子の真ん中らへんも、凹んでクシャっと見えるように周りよりも深めに彫り、柔らかさを強調したつもりです。

掛け時計

3番目は文字盤を彫り下げる時に、印字されているかのような無機質な感じを出すため、字が歪まないよう正確に彫っていきました。

直線はごまかしがきかないので、図案を書き写す段階から曲がらない様に、慎重に制作しました。

その甲斐あってか時計が出来上がり、壁にかけ少し離れたところから見た時に、きれいな文字盤に仕上がり、時計の針との太さバランスも丁度良く、思いの外良い仕上がりだったので、ちょっと嬉しくなりました。

時計の文字盤は沈め彫りで彫っています。

掛け時計

最後4番目は、時計の周りにある丸い玉の部分を、どの方向から覗き込んでも丸く見えるように、注意しながら彫っていったところです。やり過ぎると板からポロッと取れてしまいそうだし、彫りが甘いと球体には見えず、いびつな飾りになってしまうので、どこまで彫り進めるかが、最後は自分との戦いになっていました。

出来上がりは均等に丸が並んでいるように見えたので良かったです。

別途、違う板で玉を作りボンドでくっつけいるわけではなく、周りを彫り、球体に見せています。

掛け時計

時計の後ろ側はムーブメントと針のセットを用意しておいて、サイズを測り、ピッタリ合うようにドリルで板に穴を開けて置きました。(板を図案通りに糸のこで切り出す時に)

彫り終え、ニスがけも済んだ段階で、針を表から、ムーブメントを裏からドリルで開けた穴に通せば出来上がりです。

最初にムーブメントと板の厚さを計算して置かないと、板より厚いムーブメントだった場合裏側が、はみ出すことになるので注意が必要です。

時計として使っていた時期もあったのですが、現在は電池を外し、針が止まったままです。10時10分に合わせ、インテリアとして壁にかけています。

材木 シナノキ
染料 くるみの皮 やしゃ玉
木のサイズ 33×34×2cm 
制作期間 1年
制作年 2005.7

 

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