クレマチスの脚長花台
くるみの板の厚みが3cmあり花台も大きく素人では切り抜けないものだったので、知り合いの建具屋さんにお願いすることにしました。
天板と脚の切り出しを依頼し、彫り終えてから自分で組み立てられるように接合部分の金具とセットにしてもらいました。
4本脚だったので、バランス的に自分で組み立てることが出来ました。
3本脚の作品の時は難しいので、建具屋さんに組み立ててもらっています。
上の板はクレマチスの浮き彫りで、花の芯を三角刀で線彫し花弁は柔らかなシワを出すように彫りました。
クレマチスはツル性の植物なので、できるだけ細く張っているツルを表現するように意識しました。
下の板はクレマチスの沈め彫りにして彫りました。
沈め彫りが目立つように、色は濃い目で塗りました。
脚はカンナでしなやかさを出すために面取りしています。葉っぱと脚が馴染むよう、唐草模様を彫り入れました。
制作してから20年以上経っているので、色が当初より抜けてきています。
材木 くるみの木
染料 色粉 こげ茶
木のサイズ 板34×34×3cm 高さ84cm
制作期間 3年
制作年 1996.9
染料 色粉 こげ茶
木のサイズ 板34×34×3cm 高さ84cm
制作期間 3年
制作年 1996.9