木彫りの魚ブローチ ホッケの開きを彫る
今回のブローチ制作は、葉っぱや花ではなくホッケをモチーフにしました。ホッケ好きなんで!
ホッケの開きブローチの目標
木彫りでホッケを丸ごと1匹彫るのは難しそうなので、形状は開きにしました。
ホッケの開き(焼)です。
実用性やシャレてる感じかわいい〜♡を完全無視して、見た瞬間にこれはホッケの開きだわとなるようなブローチだけど服に付けるのをためらうくらい、脂がノリノリのリアルなホッケの開きを表現したいです。
ポイントはニスをいかにしつこく重ねがけするかにかかっていると思います。
最終目標としては、誰かと会う時に服にホッケの開きブローチを付けて行き、葉っぱのブローチかな?と思わせてからのホッケの開きだよと告げたいです。
そして、言われてみれば確かに!的な反応が返ってくれば大成功です。
頑張りまーす。
ホッケの開きを選ぶ
ホッケの開きのイメージは、羅臼産の真ほっけの開きで、居酒屋さんで1,000~1,500円位する高級なやつです。
骨をペリペリと剥がし、その骨に付いた焼き目がっちりのパリパリの身って美味しいですよね。
脂がのって美味しそうな感じが出せればこれ幸いです。
ホッケの開き制作開始
余っていたいつもの板(北海道産シナノキ)にホッケの開きを描いて、糸鋸でカットしていきます。
ブローチなのでサイズを小さめにしたら切り出すのが大変でした。
いざ彫り出してみると、どうしたらホッケの開きに見えるかわからず、かなり手こずりました。
とりあえずしっぽ部分を強調し、裏からも彫って薄くしています。
一応彫り終えましたが、何かピンと来ないな…。
ホッケの開きの色付け
サンドペーパーを軽くかけました。
いまいちシックリきませんが、色付けに入ります。
色でホッケの開きに近づけるしかありません。
との粉とくるみの皮で色付けしました。
ニスは、脂を意識して何度もかけました。テリッテリです。
この後、物足りなかったので焦げ目として黒のアクリル絵の具を頭と骨に少し付け足しました。
木彫りブローチ ホッケの開き完成とお披露目
完成です!小皿に乗せてみました。
美味しそうに見えるように湯気を足しました。
それっぽくないですか?焼かれた脂がパチパチ聞こえそうでご飯を早く!誰かご飯を!という気分になります。
ニスのテカりは狙い通りにいったので満足です。
ホッケを見過ぎて似てきてるのか別物になっているのか、わけがわからなくなってしまいました。ゲルシュタット崩壊?って言うんですかね。
ホッケの開きブローチの活用法
完成したホッケの開きブローチを服に付けてみました。落ち着いた装いをぶち壊すかのような圧倒的存在感が出てると思います。
ん〜焼き魚の香りが漂ってきそうです。
バッグや帽子にも付けてみたら、あ〜ら不思議!おしゃれホッケになりました。
すれ違いざまに見ただけでは、一瞬ホッケかな?と思ってもまさかホッケなわけないか、最近疲れてるからな、葉っぱだよね…。となるので安心です。
はっぱかな?はっぱじゃないよホッケだよ。ホッケだよ…
他のブローチと混ぜても違和感…ないです。馴染んでます!
ホッケの開きブローチの反応
早速ホッケの開きブローチを装着してお出かけしました。
通りすがりの人にホッケの開きブローチを見られて わっ変な人いる!やっば。と思われたら困るので、知り合いの前でだけこれ見よがしにホッケの開きブローチをアピールしてみました。
ですが全くコメントなしだったので、自分からホッケの開きなんだけど…と告白すると、あー本当だ!となったので概ね成功です。
木彫りブローチ ホッケの開きのまとめ
駄作確定か…と思いながら彫っていたのですが、出来上がってみるとホッケの開きっぽくなったので良かったです。
街でホッケの開きブローチをつけている怪しい人を見かけたら
それ、私です。よろしくおねがいします。
染料 くるみの皮 との粉 アクリル絵の具の黒
木のサイズ 7.5×3.5cm
制作期間 1ヶ月
制作年 2019.4
これまで作った木彫りのフェイクフードは
フェイクフード をクリックでご覧いただけます。
rakuma