ホオノキの直径31cm厚さが2.5cmのまん丸の綺麗にカットしてある板をもらいました。
綺麗な丸型ホオノキに時計を彫る
何を彫ろうかと悩んでバラに挑戦してみることにしました。
初めてバラレリーフを制作した3年後に完成しました。
今見ると改善点は多々ありますが、当時の力量にしては頑張って彫れていると思います。
文字盤は飾画鋲を使っています。
当時は文字盤を彫る技量がなく代わりに画鋲を打ちました。
目印として12時 3時 6時 9時の画鋲にマジックで黒く色付けしましたが年数が経っているので、区別がつかなくなっています。
地彫りは梨地刀を刺して模様をつけました。
かなり前に制作したものですがホオノキはきめ細かくて仕上がりの見栄えがよく見えます。
色はやしゃ玉を使っています。
やしゃ玉液を使うと、べっこう色に年々深みを増してくるので現在も良い感じの色です。
裏側は時計のムーブメントが出っ張るので、上下に板を打ち付けて直接ムーブメントが壁に当たらない様にしています。
こんなに綺麗なホオノキはもう手に入らないので貴重な作品となりました。
現在は時計の電池が切れていますが、そのまま壁に飾っています。
材木 ホオノキ
染料 やしゃ玉
木のサイズ φ31×2.5cm
制作期間 1年半
制作年 1993.9
染料 やしゃ玉
木のサイズ φ31×2.5cm
制作期間 1年半
制作年 1993.9