制作中だった2つのアカンサス額縁の続きです。
木の額縁アカンサス《ホタテ編》
ホタテは額縁を彫る前に、板の切れっ端に何となくこんな感じかなぁ?と3回練習をしてから額縁に挑みました。
ホタテを彫る動画
4つ目のホタテ(練習を入れると7つ目)を彫っている様子を動画にしました。
額を動かしながら彫っているので目が疲れるかも。凄く長いので4倍速にしています。
ホタテがアカンサス模様に馴染むように意識して彫ったので、いい感じに出来たと思います。練習の成果が出ました。
次に内枠を彫っていきました。
この後微調整してサンドペーパーをかけていきます。細かい場所なので自作した小型ハンドサンダーを使いました。更に細かいところは手作業です。結構時間がかかりました。
ここで一旦休止してどんぐり額へ取り掛かります。
木の額縁アカンサス《どんぐり編》
どんぐりは道に落ちているのを見かけたりモチーフとして彫ることはありましたが、それ以上特に気にしてなかったので
どんぐり=かしわの木で、葉っぱは端午の節句に食べる柏餅の葉っぱという認識でした。
が
どんぐりって日本で20種類以上あるんですって!
栗もどんぐりの仲間らしいです。どんぐりの形はそれぞれ違うのですが、葉っぱはもう全然違う!
柏の葉はふにゃふにゃふにゃとなっていますが、細身でシュッとしているのもあれば、葉先がギザギザとしている葉もあるようなんです。
この額縁のどんぐりの葉はアカンサスと繋げたいので、柏の葉に近いようなアカンサスの葉のようものをふんわり表現したつもりです。
浅く全体を彫ってから、葉が重なっているところの高低差を考えてじっくり彫っていきました。
どんぐりは今までも何回か彫っているので、スムーズに彫ることが出来ました。最後に内枠を彫りサンドペーパーをかけました。
これまでに彫ったどんぐり
どんぐりの動画
どんぐりの頭はキリでブスブス刺し模様を付けています。その様子を動画にしました。
この後は、あらかた彫り終えた2つの額縁に背景の地彫りを入れる作業になります。
つづきです額縁が完成しました。