木を彫る日々

木彫り作品・北海道の日常を綴るブログ

木の額縁 色紙サイズで制作中《完成》

木の額縁 色紙サイズで制作中《完成》
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木の額縁アカンサスを制作中

製作中だったアカンサス額縁の続きです。
ここからは2つ同時にすすめていきます。

これまでのアカンサス額縁

木の額縁 色紙サイズで制作中【アカンサス】

木の額縁 色紙サイズで制作中《彫り編》

地彫り

地彫り途中の木製額縁
額縁に地彫りを入れている途中

サンドペーパーをかけ終えたので、地彫りをしていきます。平刀で彫っていきました。
地彫りを入れると奥行きが出るように感じるので入れています。

地彫りアリとナシを比べてみるとアリのほうが柄が締まって見えませんか?
気のせいでしょうか?…そうですか。

地彫りの入れ方
地彫りの彫り方︰平刀1回目の場所から刃を入れ
次に2回目の場所からも刃を入れてV字型の線を彫る。

地味な作業ですが失敗すると木がボロっと取れてしまうし、線も左右2箇所斜めから彫刻刀を入れているので時間もすごくかかり意外に大変です。

木製額縁

表側は全て彫り終わったのですが壁に立て掛け、もっと彫ったほうが良いところがないかな?深くしようかな?と2.3日観察して最終的な修正をしました。

額縁の裏側

木の額縁の裏側

次は裏側に入ります。
裏は透明アクリルシート・絵・緩衝材・押さえる板が入るように溝を彫っていきます。
私は手彫りで彫りさげているのですが、結構時間がかかるので綺麗に短時間で出来るトリマーという電動工具に興味津々です。
でも工具を必要とするほど、これから額縁を制作するかしら???と悩みどころではあります。


色付け

木の額縁色付け中
上段:ホタテ額 下段:どんぐり額

両面すべて彫り終わったので、色付けに入ります。
くるみ液を使い塗っていきました。
色が乾いてからニスを数日間に渡り繰り返し塗り、完全にニス臭さが飛ぶまで最後のニス掛けから2週間ほど寝かせました。

木の額縁アカンサス完成

完成しました!
ただの板から額縁が出来上がるまでの様子をぎゅぎゅっと動画にしてみました。

《画面上をクリックすると動画が再生します》

色付けでガラッと印象が変わりました。
制作の流れを動画にするとこんな感じかぁ〜!と自分で作っているくせに新鮮な気持ちで見てしまいます。

木の額縁オシャレ
木の額縁 ホタテ額とどんぐり額

かなり良く出来たと思います。
色は落ち着いたこげ茶色で遠くから見ると、ん?枠に何か模様がついているのかな?近づいて見るとアカンサス柄が控えめながらも絵を引き立てつつ…更によく見るとえっホタテ?えっどんぐり?サプラ〜イズ!みたいな感じになるハズです。ホタテもどんぐりも違和感なく馴染んでいて上品な仕上がりになりました。
特にホタテがカッコ良く出来ましたヨ!これはお洒落ホタテと言っていいんじゃないでしょうか。

木の額縁の裏側
額縁の裏側

最後の最後に裏側の金具や紐を取り付けました。
裏板はベニア板をカットし色付けしています。

今後の額縁制作予定

困ったイラスト

本当は額を作るときに枠サイズの板の端を45°にカットし4枚貼り合わせるのが一般的なのですが、素人にはとっても難しく大工さんや額縁専門店で頼まないと無理だったので、大きな板の真ん中を切り抜くくり抜き額で何十年も制作してきました。

今回この額縁の制作でストックしてあった大きな板を使い切ったので
次作る時は材木屋さんに行って板を調達してこないと…遠いしどうしようかな…そんなに買っても作れるかわからないからこれからは小物だけにしようかな?と考えていたのですが

時代は私の知らないところで進化していたみたいで、素人でも枠を正確に45°にカットでき、ビシッと張り合わせて額縁が簡単に作れる道具やユーチューブでの解説動画が、たくさん出ていました。
見ているとなんだか私にも出来そうな気がしてきたのでよしやってみよう!と早速道具を揃えました。
うまくいけば幅の狭い板を活用して木彫りの額縁を作れるかも!
今後の目標は昭和からの脱却!!令和へ額縁アップデートです。

額縁の45度カットに挑戦してみました

額縁の45度カットに挑戦する【木彫り道具】

材木 シナノキ
染料 くるみの皮
木のサイズ 36×33×2cm ×2
制作期間 3ヶ月
制作年 2020.8

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