今回は私が持っている木彫り道具の彫刻刀をご紹介します。
30年以上前から使っている彫刻刀もありますので、これから木彫りを始めようと思うけど何を揃えればいいのかわからない方の参考になれば幸いです。
木彫り初心者の彫刻刀4種類
左から
- 丸刀 12mm
- 印刀 6mm
- 三角刀 6mm
- 平刀 12mm
この4本の彫刻刀は、木彫りを始める時に用意したものです。今も使っています。
年季が入って随分持つ所が汚くなりました。
丸刃と印刀は使う頻度が高く定期的に研いでいるので、刃の長さが減って短くなってきました。
木彫り作品が増えていきチャレンジする図案も多岐に渡ってくると、手持ちの彫刻刀だけでは細かい模様など彫れないので彫刻刀をその都度買い足し30年以上経った今は30本以上あります。
彫刻刀 丸刀
左から
- 曲がり丸刃 12mm
- 丸刀 12mm
- 丸刀 12mm
- 丸刀 9mm
- 浅丸刀 6mm
- 丸刀 4.5mm
- 丸刀 3mm
- 丸刀 3mm
- 丸刀 1.5mm
- 丸刀 1.5mm
丸刀の12mmを一番彫刻刀の中で使用してます。
同じサイズの彫刻刀があるのは、使っているうちに欠けたり切れ味が悪くなったりする刃があるので作業を中断して研がなくていいように予備で準備しています。
曲がり丸刀は、丸刀に比べて角度が付いてるので深く彫りたい時に使っています。
彫刻刀 三角刀
左から
- 三角刀 12mm
- 三角刀 6mm
- 三角刀 6mm
- 三角刀 3mm
- 三角刀 3mm
三角刀は、葉脈をつけたり線状の模様をつけるときに使います。
彫刻刀 印刀と平刀
左から
- 印刀 12mm
- 印刀 6mm
- 曲がり印刀 6mm
- 印刀 4.5mm
- 平刀 12mm
- 平刀 6mm
- 平刀 3mm
- 鎌倉刀 3mm
印刀は彫り始め、図案のふちに線を彫るときに使います。
平刀は、背景の地彫りをするときに使います。
現在よく使っている彫刻刀の種類
左から
- 丸刀 6mm
- 丸刀 12mm
- 丸刀 12mm
- 丸刀 3mm
- 印刀 4.5mm
- 印刀 6mm
- 三角刀 3mm
- 三角刀 6mm
- 浅丸刀 12mm
- 平刀 12mm
こちらは現在作業する時に常に手元に置き、使う頻度が高いものです。
6mmと12mmの丸刀がこの中でも一番使っています。
長年の汚れで黒っぽくなってしまいました。
もし最低限の彫刻刀を選べといわれたら丸刀12mm・印刀6mm・三角刀6mmの3本を選ぶかな。
彫ってる動画
上の動画は早送りになっているのでわかりずらいですが三角刀3mm・三角刀6mm・丸刀12mmを使いホオノキを彫っている様子です。
こちらの動画は浅丸刀12mmを使いシナノキに石目彫りをしている様子です。
彫刻刀で彫る板・扱う時の注意点
彫刻刀で一番彫りやすい木はシナノキです。
仕上がりが綺麗なのはホオノキですが、ホオノキは黒い部分と白い部分があり白い部分は硬く彫刻刀も力を入れて彫らないといけないので大変です。
年々力も衰えてきているので、最近はシナノキが体力的に彫りやすいのでよく使っています。
彫刻刀を扱っていて、刺さったりケガをしたことはないのか?と聞かれることがあるのですが、ありがたいことにありません。
気を付けてることは彫る時に指を彫刻刀の前には絶対出さないようにすることと、想像以上に切れ味が良いので慎重に扱うようにしています。
硬い板でも難なく彫れる電動彫刻刀を使ってみました。音の大きさ、良い点気になる点などの話はこちら
rakuma