今年は新たに組み木の五月人形の三段飾りを制作してみました。
目指すはおしゃれな五月人形の段飾りです!
五月人形の組み木
三段飾りの五月人形の組み木を孫に贈ろうと思い2年前から制作し始めました。
糸のこでカットし軽くサンドペーパーをかけるところまで終えていました。
あとは隅々までサンドペーパー、色付け、段飾りの台の制作です。
今年はこの組み木を完成させてプレゼントしたいと思います。
プレゼント用なので丸い器に入れてしまえるように、容器も制作しています。
小黒三郎さんの製品は、組み木を収納する器が秋田杉で出来た曲げわっぱや、朴の木の漆塗り仕様になっており高級感がありますが私はただのシナノキと底はベニア板で作っています。
サンドペーパーをかける
切り抜いた組み木と丸い器は、お餅?和菓子?の箱がピッタリ合ったのでそれに入れて保管していました。
本来、金太郎の腹掛は赤い色付けになっていたのですが寒そうだったので木工用ボンドで赤いフェルトを貼り、そこに金と糸で刺繍しています。
小さい組み木なので全て手でひとつひとつサンドペーパーをかけていきます。
サンドペーパーが終わり平らな所に置いてみると上段の八足台(お酒の置いてある台)のバランスが悪くグラグラして、すぐ倒れてしまうので彫刻刀で削り→確かめ→削りを繰り返しました。
この部分に時間がとってもかかってしまいました。
色付け
最近は淡い感じの色がオシャレ?のようですので薄めに色を付けていこうと作業を始めました。
ですが変な色になってしまったり色ムラになったりで、修正を加えてなんとか終わらせました。
五月人形の組み木 完成
組み木の完成です。段飾りの台も同時進行で制作していましたので、ご紹介していきます。
段飾りの台を作る
段飾りの組み木はある程度まで出来ていましたが、台はサイズの計測からの作業になります。
前に作った雛人形の段飾りの台とは組み木のサイズや並ぶ数が違うので同じ台では合いませんでした。
段飾りの台 サイズを決める
五月人形の組み木を並べて台のサイズを決めるところからスタートです。
なるべくコンパクトになるよう台の大きさを決めました。
一枚板では収まるサイズがなかったので、ハタガネで2枚の板を貼り合わせ1枚の大きな板にして作業に入りました。
糸鋸とサンドペーパー
糸のこで、正確に真っ直ぐ切るのは難しく
かなり時間が掛かってしまいました。
切り出した板は、階段状の板×2、組み木が乗る板×3、補強板×3です。
板に垂れ幕用の丸棒3本を組み合わせていきます。
段飾りの台 完成→組み立て
台の部分の切り出しを終え、組み立ててみました。
台の上に組み木を乗せ、丸棒の高さと垂れ幕の長さを決めます。
垂れ幕と毛氈(もうせん)
出来上がった台に使う垂れ幕ともうせんを選びます。
垂れ幕は五段飾りの雛人形用の垂れ幕を購入した時に、いずれ五月人形の段飾りを作るかも?と購入しておいた男の子っぽい色の生地を使いました。
敷いてあるもうせんは、何種類か試した中で以前制作したレリーフの背景に使用したデニム生地の残りを合わせて見たところマッチしたので、もうせんの代わりとして採用しました。
デニム生地は、しわしわだったのでアイロンを掛け丁度いい大きさにカットし端など綺麗にしてからもう一度台に置いてみました。
五月人形の組み木を飾り付ける
もうせんと組み木の色も合っていて、良いのではないでしょうか?デニム生地を使っているので今の若い人向けになりました。
おしゃれ作戦成功でしょう!
五月人形段飾り まとめ
一番難しかったのは、鯉のぼりと八足台のバランス調節です。
幼稚園に入る前までに作って贈ろうと思っていたのですが、なんだかんだで2年もかかって完成しました。
端午の節句に飾ってもらえるようプレゼントしたいなと少しずつ進めてきた甲斐があり満足な出来になりました。
アップで見るより、少し離れてみた方が良く見えますね。
染料 ウッドカラー
サイズ 49×45 奥行き25cm
制作期間 2年間
制作年 2017.3
自分メモ 色付けは苦手
発送する直前に金太郎の頭に色付けしていないことに気がつき慌てて色を付けましたので、ブログでは色なしのままとなっています。