
毎月7日(札幌地区)のお楽しみ!六花亭「店頭おやつ屋さん」は、前月の25日から予約が始まる期間限定の特別なおやつです。
すべて注文しているわけではありませんが、当ブログに記録をつけ始めた2017年9月以降は、なんと50種類もの店頭おやつ屋さんを実食してきました。
記念に、50回以上食べた私が選ぶ特に印象深く記憶に残るおやつを振り返ってみたいと思います。
店頭おやつ屋さんの正体
一行で表すなら
店売りしてないケーキや生菓子が破格の値段で楽しめる最高においしい詰め合わせ
その価格は昔600円→最近では750円前後。
このお手頃な価格で通常店頭には並ばない作りたてのケーキや生菓子を楽しめるのが最大の魅力です。
「六花亭って、マルセイバターサンドが有名だけど、他の商品はどうなの?」と思われる方もいるかもしれませんが、六花亭の商品全般本当に何を食べてもおいしいです。
なのでおやつ屋さんもおいしくて当たり前とハードル高めで挑んでいますが
毎回その期待を必ず上回ってくるのが六花亭
ちなみに、記念すべき50種類目となったのは、2025年12月の店頭おやつ屋さんでした!
パッケージデザインも魅力!50種の表紙

実は、おやつ屋さんのパッケージデザインも大きな魅力の一つです。
六花亭の包装紙や六花亭施設の季節風景写真・サイロの表紙・作家さんの素敵なイラストなどがこれまで使われており、毎月異なるデザインです。
今回50種類の表紙画像を並べ振り返ってみたのですが、私が特に好きなのは2022年9月のおはぎ回の表紙です。
安西水丸さんの描いたUFOのイラストが可愛くて、その時の記事を読み返してみたら
なんと自分で作った丸バラの額縁に入れて飾っていたことが判明!

「そうだった!やった、やった!」と記憶がよみがえってきました。
おやつそのものの美味しさだけでなく、こうしたデザイン性も楽しみの1つです。
50種類で印象に残るおやつ屋さんは?私が選ぶ【記憶に残る5つの逸品】
これまでのおやつ屋さんを見返して見ると、色々記憶がよみがえって来ました。
おやつ屋さんの中で一番好き!「くるみおはぎ」

2017年9月おはぎの回に初めて出会い、くるみが美味しすぎて衝撃でした。
その後も毎年9月は『おはぎ』が何種類か入っていて、くるみも何度か登場し毎回感動!
もしかして私、おはぎとくるみの組み合わせなら何でも好きなのかと、違うお店のクルミおはぎや六花亭おやつ屋さんぶっかけおはぎのくるみ(味噌)バージョンも食べましたが
やはりこの醤油風味のくるみおはぎが一番好きです!
全おやつ屋さんの中で一番好きかもしれません。
餅米とのバランス、くるみの香ばしさ、餡の甘さ、すべてが絶妙なんです。
9月の季節商品に小倉1個くるみ3個の詰め合わせ販売してくれないだろうかと切実に願ってます。
絶望からのV字回復!初の1ホールケーキ「ぶどうのケーキ」
2つ目は、私の感情を激しく揺さぶった、2021年9月「ぶどうのケーキ」です。
当時、9月といえば「おはぎ」でしたので
おやつ屋さんの発表が近づくにつれ、今年はくるみ入ってるのかな?あればいいなぁ。間違って全部くるみになってたりしないかなぁ…。とソワソワしてました。
しかし公式サイトを見て、私は絶望の淵に突き落とされます。だって
そもそも、おはぎじゃない!
おはぎ以外のメニューが来るなんて1ミリも考えておらず、「え?まじ!そんなことってあるの?」と本当に5秒くらい固まり、声にも出ていたと思います。
じゃ9月は何が来たのか?そこで目が止まったのが

「ぶどうのケーキ 1ホール 600円」
カットではなく丸々1ホール!おやつ屋さんで1ホール?しかもケーキの上には、富良野にある六花亭の自社農園「カンパーナ六花亭」産のカンパーナふらのにも使われているブドウがモリモリ乗っています。
絶対美味しいし、600円でいいの!?
5秒前まで絶望でしたが10秒でV字回復。
なんなら、楽しみになってきてウッキウキで予約したことを覚えています。

実際に引き取って食べてみると、予想通りとっても美味しい。
みずみずしいブドウはなんと20粒も使われており、層になったケーキとの相性も抜群で「これはおはぎじゃなくても納得!」と心から思えたのでした。
4年以上前のことなのに感情の振り幅が大きかったこと、そしておやつ屋さん初のホールケーキだったこともあり、非常に印象深い「衝撃のおやつ屋さん」です。
ちなみにその後、レモンやバナナのホールケーキも登場しました。
まさかの中華!六花亭の常識を覆した衝撃の「焼売」
冒頭で、店頭おやつ屋さんは「ケーキや生菓子の詰め合わせ」と説明しましたが、
実は寒い時期にグラタンが入るなど、甘いものとは限りません。
しかし、その例外の枠さえも超えてきたのが、2025年4月に登場した「焼売詰め合わせ」です。
中華?中華は初めて!びっくりしました。

中札内美術村レストランポロシリの人気メニュー焼売と新しく焼売(生姜)の2種類
六花亭の既存メニューとはいえ、まさかおやつ屋さんで中華点心に出会えるとは…。
そしてうまい!そうだった、六花亭は冷凍食品の肉まんもおいしいんだった。
「おやつ屋さんの定義って一体!?」忘れられない衝撃として記憶に残っています。
驚愕の「ビショビショ」サバラン
4つ目は、2021年4月に登場した「サバランとチーズスフレ」のセットから「サバラン」です。
そもそも「サバランって何?」
六花亭のおやつ屋さんでは、初めて聞くスイーツ用語が登場することが多く、いつも勉強になります。

知識を仕入れてから実食に挑んだのですが、そのサバランは、私の予想を遥かに超える「ビショビショ」具合でした。水分がとにかくすごい!
「これがサバランというものなの?」という純粋な驚きが記憶に残っています。
残念ながら4年以上前のことで細かな味は覚えていませんが、とにかくあの強烈なビショビショの食感と衝撃的な水分量だけが鮮明に脳裏に焼き付いています。
圧倒的な注文数!おかわりバスクチーズケーキ
2025年9月はバスクチーズケーキコーヒー、プレーン、ブルーベリーでした。
9月だけどおはぎ以外に慣れてきました。だって絶対おいしいから。

すると12月のおやつ屋さんは毎年一年間で人気だったおやつが詰め合わせになるザ・ベストですが、今年は9月バスクチーズが圧倒的注文数で大人気だったらしく、バスクチーズの新味3種類でした。

味は、りんご・さつまいも・ヘーゼルナッツ。
ザ・ベストに選ばれるだけありバスクチーズケーキは激うま。
9月の時はコーヒーが一番好みだったけと、今回は全部!全部おいしい。
珍しく順位が付けられない。
50回実食で感じた「店頭おやつ屋さん」の衝撃力

これまで50種類を実食し、特に記憶に残った5つのおやつを振り返ってみました。
今回ご紹介しきれなかっただけで、美味しいおやつは他にも本当にたくさんありました。
選んだこの5選は味の感動だけでなく体験そのものが衝撃的だった逸品です。中でも
私が真っ先にに思いついたのは、ぶどうのケーキでした。
2021年当時、もしかしたらブドウが豊作だったのかもしれませんね。
あのクオリティのホールケーキが600円で提供されていたことは、今振り返っても「ミラクル」としか言いようがありません。
現在の水準を考えると、もう二度とあの価格ではお目にかかれないでしょう。
毎月の店頭おやつ屋さんは、私の予想や期待を軽々超えてくる六花亭の挑戦とサービス精神がぎゅうぎゅうに詰まってます !
次はどんなかな?来年も25日の予約開始日と7日の引き取り日が楽しみです。
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