今回は木に埋もれたアンモナイトを彫りました。
木彫りのアンモナイト
むか~しむかし、札幌市中心部のビルの壁や柱に化石が埋まっているのを見るため、学校の課外授業でビルなどの建物を巡ったことをうっすら思い出しました。
昔すぎてどこの建物か覚えていなかったのでインターネットで調べてみると大通駅とさっぽろ駅をつなぐ地下歩行空間にも化石があると出てきました。(結局昔行った建物はわからずじまいです)
札幌駅前通地下歩行空間のアンモナイト
せっかく調べたので、大通へ行ったときに地下歩行空間を通り注意して見てみました。
柱をジロジロ見ている婆さん…かなり怪しかったと思います。
でも年寄りなのでそんな視線はCHA-LA HEAD-CHA-LA☆です。
すると至る所にアンモナイトの化石が埋まっていて、気にしてないだけで結構あるんだなぁ〜と写真を撮ってきました。
写真を眺めているうちに木彫りで彫ってみようかなと思いましたが、アンモナイトを全部彫るとなると時間も労力もかかりそうなので
そうだ!埋もれた感じにしよう そしたら彫る量が少なくて済む!ウヒヒと思い立ち、木に埋もれたアンモナイトを彫ることにしました。
大理石ではなく木に埋もれる?とか意味がわかりませんが、最近カプセルトイはありえない設定の可愛い動物が人気なのでそこに乗っかっていきます。
全部彫らなくて良いので楽ですが埋もれた感じがうまく出せるかな…?
制作開始
いいサイズの板を見つけたので、アンモナイトを書いていきます。
彫り始めるとホオノキなので木が硬く右手にタコが出来てしまいましたが、気分が乗りに乗っていたので長時間彫り続けました。
その後ハイ状態が終わったので、数日に分けてちょっとづつ彫り進めました。
背景部分は、均等に彫り下げてから目打ちで細かく穴を開け、ボコボコした模様にしています。
全体的にとの粉、背景にはくるみの皮液を少し塗り乾かし、何日かに分けてニスを塗りました。
皮付きのくるみの木があったのでサイズを合わせて台座も制作しました。
こちらもサンドペーパー、との粉、ニスで仕上げています。
木に埋もれたアンモナイト完成
出来上がりました!
アンモナイト自体は数ミリしか彫っていないのですが、その奥に丸っとしたアンモナイトがあるような気がしてきたので概ね成功です。
台座の皮付きくるみの木が無駄に高級感を醸し出していて数倍良く見えます。
カードスタンド
ただの置物にすると、また無駄なものをツクッテシマッタ…となるので、カードスタンドとしても使えるよう上部に切り込みを入れました。
アンモナイトが強烈過ぎるので対抗できるようなハガキとかカード無いかな?と家中を探した結果、候補が出てきたのでとりあえず飾ってみました。
主張の激しい猛者たちが14枚集まりました。
いつ頃?だれが貰ってきた?など全くわからず、こんなハガキ家にあったんだと驚愕しましたが、私が一番気に入ったのは足の石像の上でくつろぐ猫です。次に京都っぽいやつかな。
途中から木彫りのアンモナイトに合うかどうかよりもインパクトのある画を求めて家中を引っ掻き回していました。
たまに家の中を捜索するのは思わぬ発見があって楽しいですね。
でも後片付けがとっても面倒でした!
メモスタンド
ハガキや写真を飾るのはあんまり実用的じゃないかなと思い、メモを挟んでみました。
大事なメモを差しておけば目立つので忘れることはなさそうです。
買い物に行く前にチラシを見ながらメモをとるのですが結局書いた紙を家に忘れて出かけてしまい、書いた意味neeeeeee!ということがしょっちゅう起きるので、アンモナイトスタンドを使ってみます。
まとめ
アンモナイトは、ちょっとしか彫ってない割にイイ感じに完成したので満足です。
さらに皮付き板の台座があると見栄えが良くなる!と気づいてしまったので、また活用していきたいですね。
そして、色々考えたのですが…結局普通に飾っておくのが一番良いような気がしてきました。
染料 くるみの皮
木のサイズ 9×11×2.5cm
制作期間 2週間
制作年 2019.10