木の反りをアイロンで直し、額縁を作りました。
木の反り 直し方
タイルのサイズに合うシナノキの板を見つけたのですがかなり反っていました。
自分用だから…まぁ良いかなと思ったのですが、気になるので反りをまっすぐにしたい!
板を濡らして重しを置き真っ直ぐにする方法は昔から知っていましたが、作業が大変だし時間もかかるし全部が全部完全には反りを直すことは出来ないので、まぁこんなものだなと反ってても影響のない作品に使っていました。
インターネットでアイロンを掛ければ反りが直るとあり、えぇ!?アイロンで?
とりあえずやってみました。
失敗したら嫌なので使う予定のない反りまくった板で練習しました。
山になってる面にアイロンを高温で動かしながら半信半疑でかけていきました。
掛けているときに変化は感じられなかったのですが、アイロンを外し板を見てみると反りが小さくなっていました。
うっひょー!とまたアイロンを掛けていき、だいたい真っ直ぐになりました。やったね!!
アイロンがけのポイント
- 一番高い所(反っている所)を中心に、常時動かしながらアイロンをかける
- やりすぎると逆に反る
- 気持ち、あとちょっとなんだけどな〜で止めると予熱で丁度良くなる
- どうでもいい板で練習する
何回かシナノキ厚さ1.7cmの反った板を真っ直ぐになるまでガッチガチにアイロンを掛けてみました。
アイロンを止めても予熱?で熱が伝わり、すっかり冷めてから見た時に逆側に反ってしまいました。
途中何回か板の反り具合を確認し、目標の80〜90%で終わりにし様子を見て足りなかったらまた掛けるのが良い気がします。
アイロンのドライとスチームどちらもやってみたのですが、スチームの方が早く効果でました。
板を濡らして重しの力で反りを直すよりも手軽に出来るのでアイロン作戦はかなり良かったです。
額縁を彫る
アイロンで反りが気にならなくなった板を彫っていきます。
まずタイルが入るところを粗く電動彫刻刀で彫り下げ、その後手彫りでタイルがピッタリ入るように彫っていきました。
額に図案を書いていきます。今回は小さな葉っぱとツルにしました。
タイルが引き立つように控えめな図案です。
沈め彫りで彫っていき、色とニスをかけて完成です。
木製額縁の完成
あっさりした額になったので満足です。板の反りも全く気にならなくなったのでよかったです。
イーゼルに乗せて飾ってみました。
染料 やしゃ玉
木のサイズ 30×30×1.7 cm
制作期間 2週間
制作年 2021.4