木彫りでオカルトめいたアクセサリーを作ってみました
キャトルミューティレーションキーホルダー
年末に娘が干支だからと牛をモチーフに年賀状用の消しゴムはんこを作ったようで、出来上がった絵を自慢気に見せに来て
『これで木彫りの何か作ってもいいけど?』と話しかけてきました。
全く良いと思わなかったので断ろうとすると『え、絶対作ったほうがいいって』と大プッシュされ、乗る気じゃないけど制作することになりました。解せぬ。
タイトルはキャトルミューティレーション
UFOが牛をさらっている場面なんですって。正確にはアブダクションと言うらしいです…。
キャトルミューティレーション制作開始
消しゴムはんこ絵の通りに板へ書いて切り抜きました。
3mmの丸刀で彫っていきます。
ちょっと分厚かったので裏側も削りサンドペーパーをかけました。
色はくるみの皮液だけを使い薄め・濃い目で色を分けました。
ニスを何度か塗り乾いてからキーホルダー金具を付けました。
キャトルミューティレーションキーホルダー完成
一応完成したので娘に見せてみると苦笑いをしながら遠ざかって行きました。
えっ! はっ?
言われた通りに作ったんですけど??
取り敢えず、かばんに付けてみました。
その後100均で買ったフワフワした毛の塊があったので一緒に取り付けてカモフラージュしました。
たまにチラリとキャトルミューティレーションが見え、気付かれる率30%
染料 くるみの皮
木のサイズ 6×4×1cm
制作期間 3日間
制作年 2020.1
キャトルミューティレーション待ったなし
鳥獣戯画コラボ 牛ステッカー
羊たちの沈黙30周年記念?蛾のブローチ
私、虫が苦手でハチとか特に嫌いです、刺すから。
蛾も大嫌いなのですが今回はメンガタスズメという蛾を作ってみようと思い立ち、気持ち悪いな…と思いつつも挑戦してみました。
嫌なのにどうして作るか?というと、このメンガタスズメって昔の映画『羊たちの沈黙』のジャケットでジョディ・フォスターが口に加えている蝶みたいなのいたじゃないですか。
あれです。
映画に全然詳しくない私でも知っているこの作品。1991年公開で、ちょうど30年のメモリアルイヤーなので作っていきたいと思います。
そしてドクロ部分の模様はよくみると人が組み合わさって出来ているダリの作品なんですって。
メンガタスズメを正確に作るには脚の細さ・模様など色々無理なので、蛾の真ん中がドクロ模様なボヤッとしたブローチを作っていきたいと思います。
メンガタスズメ制作開始
板を切り出し大雑把に彫っていきます。厚みがある板だったので裏からも彫り、薄くしていきました。
おやおやおや〜?
ドクロの予定が、やさしい顔の出っ歯なミイラになっちゃいました。
もっとおどろおどろしい骸骨になる予定だったのに!!
後は色付けでどうにかしようと思います。
色付けに入ります。まずくるみの皮で全体的にサーっと塗り、白い絵の具でドクロの顔全体を埋めました。
羽は黒と黄色とオレンジで色をつけます。
肝心の顔に入ります。恐いドクロをイメージしながら爪楊枝でちょびちょび塗っていきました。
結構ドクロっぽくなった気がします。私にしては上出来です。
色付け前と色付け後の画像を並べてみると、化粧濃い人のビフォー・アフターみたいでなんだか切なくなりました。鉄拳もこんなかんじなのかな?
乾いてからニスを塗り、ブローチ金具を取り付けて完成です。
メンガタスズメ完成
どうですか?ドクロ模様の蛾っぽく見えないですか?
脚や触角が、ぶっといので甲殻類の虫みたいですが蛾です。
一応、ジャケットのあれをやって見ました。気が済みました。
北斗の拳のザコキャラが着てそうなごっつい服に似合いそうですが
持ってないのでセーターに合わせました。
シルバーのドグロアクセサリーっておしゃれ男子が好んで付けてるイメージなので、その系統かなと勘違いしてくれればこれ幸い。
ドクロ蛾という恐いブローチですが、色の奥には優しい眼をした薄顔が現れると思うと可愛く見えてきました。
染料 くるみの皮 アクリル絵の具
木のサイズ 4.5×8×1cm
制作期間 5日間
制作年 2020.2
木彫りのつちのこブローチ
オカルトめいた2つの小物を作ったので、もうひとつ何かないかなと考えチュパカブラ!!と思いついたのですが難しそうなので日本に古来から伝わる伝説のつちのこにしました。
つちのこ制作開始
切り抜き彫っていきます。伝説の生き物なので正解はわかりませんがこんな感じかなと丸みをおびた蛇をイメージして彫りました。
色は濃い目に横線を入れ、全体に薄い液を塗りました。
乾いてからニスを塗りました。
つちのこ完成
それっぽいです。
落花生に見えてきました。豆まきの残骸かな。
セーターに合わせてみました。
あの〜アニエス・ベーってトカゲのロゴじゃないですか。なのでつちのこブローチもどっかのブランドかな??と勘違いしてくれる人がいるかも知れないです。
染料 くるみの皮
木のサイズ 3×1.5×1cm
制作期間 3日間
制作年 2021.1
オカルトアクセサリーまとめ
オカルトアクセサリー3種類をおしゃれっぽい画像にしてみました。
ギリ…有りじゃないですかね〜。映えます映えます。
一番たいへんだったのはメンガタスズメです。
裏からも彫って薄くし、その際羽根部分を胴体に向けて山型になるよう彫っていきました。
途中思っていたのとはなんか違うものになりましたが、色の力で無理やりドクロに近づけました。絵心があればもっとうまく出来たと思います。
かわいさで言ったらキャトルミューティレーションかな?嫌々彫りましたが作業していくうちに少しでも良くしたい気持ちがむくむく育ってきて最終的には頑張っちゃいました。
全体的に良く出来たのではないでしょうか。ムー世代のココロもくすぐるはずです。
ほっけの開きブローチ同様、友だちに会う時に身につけて行き気付くかやってみようと思います。