お盆を過ぎると夜の気温の下がり方に秋を感じます。
何日か前から、テレビでストーブのコマーシャルが流れ始めました。完全に秋です。
今回は木彫りでキノコを制作し初秋のきのこ祭りを開催しましたので、ご紹介します。
きのこの盛り合わせを制作
秋っぽい風景の木彫り作品を制作しても良かったのですが、なんとなくキノコモチーフしました。
イメージは山で採ってきたキノコが器に、もりっと入っている感じです。
図案を考える
形はパーツごとに取り外せる組み木パズルにし、キノコに見えるよう彫りを入れていくことに決めました。
選んだキノコはメジャー6種類です。
- しいたけ 数あるキノコの中でも知名度・人気ともに高いキノコ界NO.1の存在感。しかし嫌いな人も多く、干し椎茸は特に嫌われている。
- しめじ 「香り松茸、味しめじ」キノコの中で香りは松茸が優れていて味はしめじが優れている。
- えのき茸 白くて歯にはさまる。
- エリンギ ヒラタケ科ヒラタケ属のキノコの一種、なんかカッコイイ。
- まいたけ 水に溶け、料理が黒っぽくなる。
- きのこの山 カカオの香り引き立つコクの有るチョコレート、ミルクでまろやかに仕上げたチョコレート、サクサクとしたクラッカー。
何か物足りなかったので、バランス調整の為に隙間にきのこの山をあしらいました。(ちなみに私はたけのこの里派)
制作開始
以前制作した孫の気を引く仮面ライダー1号を作ってみた【組み木】とだいたい同じ作り方です。
図案を板に書き写し、糸のこで切り出します。
立体感を出すために高さを調節して切り出しました。
次にキノコを彫っていきます。
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今回はキノコっぽく見えるように全体に彫刻刀を入れ、特にしいたけの内側とえのき茸にスジをたくさんつけています。
イメージ通りに彫れたのはしめじで、一番難しかったのはしいたけです。
しいたけのカサの裏のヒダ部分がうまく表現出来なく、苦労しました。
あらかた彫り終わり、サンドペーパーをかけました。
その後、彫刻刀で微調整しました。次は色付けです。
色付け
色で8割決まると考えていたので、本物っぽく見えるように色をつけていきました。
この段階ではまいたけが良い感じに出来ています。
塗った直後は良い色なのですが、乾くと薄くなるので何度か重ね塗りをしました。
特にきのこの山はチョコレートを意識して濃いめに色をつけていきました。
乾いてから全体を見た時に、一番本物っぽいと思ったのがきのこの山でした。
きのこの山のチョコレート部分としいたけに、普段はほとんど使わない木彫り用オイルを少し塗り、枠も色付けして完成です。
木彫り用オイルを使用したので、ニスほどテカらずにサラッとした仕上がりになりました。
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きのこの盛り合わせ完成【動画あり】
きのこパズルを外していく様子を動画にしました。
《画面上をクリックすると再生します》
きのこの山が思いのほか、それっぽく出来たので動画には本物も紛れさせています。
調子に乗って、上の画像の中にも本物のきのこの山を入れてみました。
さて本物のきのこの山はどれでしょうか?
正解はコチラです
左から1番目と4番目でした。
チョコレート部分が本物はミルクチョコレート色ですが、木製はブラックチョコレートっぽいのでよく見るとバレバレです。
クッキー部分は、木製きのこの山に塗ったとの粉のムラと、本物に付いている焼き目が結構ソックリになっている気がします。
きのこの山の出来が良い
予想外にきのこの山が本物に似ていたので、今度は逆にきのこの山の中に木製きのこの山を入れてみました。
パッと見わからなくないですか?
これでした。
ただそれだけです。
まとめ
途中まではまいたけやしめじが良い感じだったのですが、最後に木彫り用オイルを少し塗り、ツヤが出たきのこの山がグンと本物に似てきました。
えのき茸の頭はもう少し小さい方が良かったかも。
完成した作品は、玄関先に飾る予定です。
染料 くるみの皮 との粉 アクリル絵の具 木彫り用オイル
木のサイズ 21×31×2.5cm
制作期間 2週間
制作年 2017.8