どんぐりの文箱
27年位前に無地の文箱を買って、ずっと押入れに眠っていたのを引っ張り出してきて制作しました。
存在を忘れていた訳ではなく、シックリくる図案に巡り合わなくて頭の片隅で気にかけながら寝かせていました。
四半世紀の時を経て、やっとこれだ!という図案を見つけ文箱入れに使おうと制作に取りかかりました。
図案に少しどんぐりと葉っぱを付け足し、実際に落ちているどんぐりと葉っぱを拾ってきて、マジマジ見ながら彫っていきました。
材木はセンノキで、彫刻刀で彫るには硬いので浅めに彫りましたが、いつもより完成に時間がかかりました。
印刀でどんぐりのかさの部分に線をつけて、本物っぽく見えるようにしています。
最後に平刀で背景に細かく地彫りを入れています。
範囲が広く細かい作業でしたので地彫り時間がとられました。
どんぐりのかさの部分と葉っぱの真ん中を少し濃い目に色を付け、違いを出してみました。
出来上がりは思い通りの作品になり、とっても満足しています。
材木 センノキ
染料 くるみの皮
木のサイズ 31×24.5×8cm
制作期間 8ヶ月
制作年 2015.7
染料 くるみの皮
木のサイズ 31×24.5×8cm
制作期間 8ヶ月
制作年 2015.7