木を彫る日々

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木彫りの鉢カバー ユリ【透かし彫り】

木彫りの鉢カバー ユリ【透かし彫り】

今回は、大きな観葉植物の植木鉢を入れる鉢カバーをご紹介します。

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ユリの模様の鉢カバー

板の四隅を自分で綺麗に組み立てるのは難しすぎるので、台形の板を4枚セットで購入し彫り終わった後に建具屋さんにお願いして組み立ててもらうことにしました。

木彫り鉢カバー

透かし彫りのユリの柄で彫ることに決め、1面に付き13箇所ドリルで穴を開け糸のこでカットし余分な所を切り抜きました。

はじめてユリの柄を彫ったのですが、花びらの柔らかさ・雄しべと雌しべを彫るのが難しかったです。

バラも彫るのが難しいのですが、何度か挑戦しているので勝手がわかってきました。

ユリはまるっきり初なので大振りな花びらを柔らかく、更に立体的に見せるのに試行錯誤し時間も予想以上にかかってしまいました。

葉脈は三角刀で最後に彫りました。

木彫りユリ

枠の上下の縁取りは丸刀で模様を入れています。裏側も三角刀で花にスジを入れ、ユリとわかるようにしています。

全て彫り終わりサンドペーパーもかけてから、建具屋さんに持って行き組み立ててもらいました。建具屋さんから戻った鉢カバーを見た時は、予想以上に良く出来ていて嬉しくなってしまいました。
その後色付け、ニスを塗り完成しました。

ユリの花びらの所はあえて薄く色をつけ、白いユリの花をイメージしました。
植木鉢を入れるカバーなのですが、結局勿体なくて植木鉢カバーとしては使って今せん。
そのうち観葉植物のベンジャミンあたり入れてみようかなと模索中が何年も続いています。

材木 シナノキ
染料 くるみの皮
木のサイズ 23×23×22.5cm
制作期間 1年間
制作年 2009.9

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