30年以上前に作った作品です。
木彫りマガジンラック 花かご柄
やっと基礎作品が終わりまもなく、大作に取り掛かりました。
天板1枚側面4枚の計5枚もあり出来るかかなり不安でした。
側面の花かごから取り掛かりました。図案を書いて板を切り出して、糸鋸で板の中を何箇所か切り抜いています。
花かごにあるチューリップがとっても難しく本当に大変でした。
丸みの加減が全然表現出来なくて、これが精一杯でした。
天板の上がまだらなのは、最初はきれいな焦げ茶になっていましたが使い込んでいるうちに年々色が抜けてきてこうなっちゃいました。
天板は花かごの図案の中から抜粋してお花をアレンジして書き写し彫ることにしました。
こちらの側面は図案を書いてからドリルで穴を開けて切り抜き彫っていきました。
このリボンが結んで見えるように彫るのが小花を彫るよりも難しかったです。
たっぷり本が入ります。マガジンラックですがテーブル付きなので最初はソファ横に置きサイドテーブルとして使っていました。
今は電話台になっています。
彫り終わってからのサンドペーパー作業も嫌になるくらい時間が掛かりました。
組み立ては自分では出来ないので建具屋さんにお願いし戻ってきてから色付けをしました。
当時はもっと濃い茶色で色付けしましたが年数が経ち、全体的に色が薄くなってきました。
苦労して制作しただけありお気に入りの作品です。今もなお家の中で活躍しています。
材木 シナノキ
染料 くるみの皮
木のサイズ 35×57×53cm
制作期間 3年間
制作年 1989.9
染料 くるみの皮
木のサイズ 35×57×53cm
制作期間 3年間
制作年 1989.9