こんにちは。今回、初の試みに挑戦してみました。そうしたらブログの文章がだらだら長くなってしまいました。
いいから完成した所からみせろYO!という方は、目次の「仮面ライダー1号の組み木 完成」をクリックでジャンプしますのでそちらからご覧くださいませ。
仮面ライダー1号の組み木を作るわけ
私には幼稚園児の孫がいるのですが、北海道外に住んでいるので、頻繁に会えません。
中学生位になったらなんで、わざわざ北海道に会いに行かなきゃいけないんだよっ!などと言われてしまいそうです。
アンパンマンや機関車トーマスは卒業のお年頃で、なにをプレゼントしてあげれば喜ぶかもわかりません。今のうちから北海道のおばあちゃんをアピールし、思春期を迎えても会いに来てくれるような魅力的なものはないかなぁ…。
はっ!… 何を買って良いのかわからないなら、自分で作ればいいじゃない…。自分で作ればいいじゃない…。自分で作ればいいじゃない!!!
と言うわけで、孫が好きそうなヒーローものを木彫りで作り、プレゼントして気を引く作戦に出てみることにしました!
題材探し
まず題材探しです。
男の子なのでヒーローかな?ヒーロー戦隊ものは人数が多いし、どのヒーロー戦隊が好きなのかさっぱり分からないので仮面ライダーにしました。
以前仮面ライダーの歌を歌っていましたので、大丈夫でしょう。
なんと私も聴いたことがある歌だったので、昔の仮面ライダーも好きな様です。
調べた結果、孫が歌っていた歌は ♪ 迫る〜ショッカー!地獄の軍団…でしたので、仮面ライダー1号(新1号)で制作していくことに決めました。
以前、お友だちにサンタクロースの枠付きの組み木を作りプレゼントしたことがありました。
クリスマス時期が近くなり出してきて飾ろうとすると、お孫さんが組み立てて楽しそうに遊んでいたと伺ったことがあったので今回は組み木のパズル風にしてみることにしました。
仮面ライダー1号の組み木 作戦開始
早速マネて書き写せる仮面ライダー1号を探します。
フィギュアは細かすぎてどう書いていいかわからなかったので、イラストを参考にしてみました。
板はシナノキを使ってます。
図案の書き写し
仮面ライダー1号のイラストを見ながら、えんぴつで方眼紙に書き写して図案を作り板に書き写します。
イラストを糸のこで切り抜けれるよう変更を加えながら書き写していきました。
この段階では、だいたい合っていると思いますが…どうでしょう?代表的なポーズのようですので、そこで察してくれるかな?
糸のこ作業
糸鋸盤を駆使して切り抜きます。細かいパーツが結構多くあり慎重に進めた結果、最初は30分位で出来るかなと思っていたのですが、全部で3時間位かかりました。
小さい子は、色や形の正確さにこだわるんじゃないか?というアドバイスをもらい、なるべく同じになるよう頑張りました。
出来の悪い仮面ライダーを渡したら逆効果になりかねません。
そのまま飾ってもらっても良いのですが、手に触れて遊べるように仮面ライダーの後ろにベニア板を貼り何ミリか厚みをだし、背景よりも高さを付けパズルとして使う時に取り出しやすいようにしました。
切り抜いた段階で一度組み立ててみると、どこにはめるのだったか?かなり迷ってしまったので、体の筋肉などの小さなパーツは、色付け後に木工用ボンドでくっつけ、1つのパーツにすることにしました。
筋肉ムキムキ?を強調するため、体の部分を彫刻刀で少し削り凹凸を出しています。
背景のギザギザ爆発マークは大きいのですが、かなり長細く組み木で遊ぶ時にバキッと折れるのを防ぐため真ん中に段差を入れ色付け後パーツを木工用ボンドである程度まとめ、3つのパーツにします。
サンドペーパー掛け
切り出したパーツにそれぞれ凹凸を付け簡単に割れないように補強・調節し、目は丸みを付け少し出っ張るように彫刻刀で手を入れています。
小さい子供が触れることを考えて、木のトゲや鋭い角で手を怪我しないように、サンドペーパーを多めに掛けました。複雑な形が多かったので結構大変でした。
枠にもサンドペーパーを掛けています。
この段階でかなり仮面ライダーっぽさが出てきているのではないでしょうか?
組み木に色付け
色付けはウッドカラーを使って仕上げます。勝手に適当な色を塗ってガッカリされたくないので、忠実に色を再現するよう心がけました。
久々に色んな色で着色作業をしていると何だか楽しくなってきました。
ギザギザ爆発マークは、黄色とオレンジを組み合わせて塗りました。
作った色は水分を多く含ませたからか、膨張して他のパーツと上手く噛み合わなくなってきたので早いうちに合体させて乾燥させることにしました。
木工用ボンドでパーツをあわせる
色付けが終わったので、半乾きのうちに口の周りと背景のギザギザ爆弾マーク、体の筋肉をある程度まとまったパーツにするため木工用ボンドでくっつけ輪ゴムで止めています。
目の部分もくっつけて、顔で1つのパーツにしてしまおうと思ったのですが、あまりにパーツが少ないと簡単すぎてパズルとしてはつまらなくなりそうなので、やめておきました。
だいたい乾き、パーツもくっついたので、試しに組み立ててみました。
おぉ、仮面ライダーっぽい!予想より上手く出来たので嬉しくなってきました。
組み立て中に木工用ボンドで合わせた面が取れてしまったので、再度木工用ボンドをつけ重しを乗せてガッチリ接着するまで待ちました。
仕上げへ
あとは完全に乾ききったら、色付け後に木片が膨張して入りにくくなった箇所を微調整していきます。(遊ぶことを考え、スムーズに出し入れし易くします。飾るだけなら必要ないかも。)
- ウッドカラーの水分で膨張しサイズが変わってくるので、背景の無色のパーツにサンドペーパーを掛け、スムーズにハマる様にしました。
今回は背景に色を付けなかったので、背景部分はサンドペーパーでそのまま削れましたが、背景にも色を付ける場合は、サイズを調整してから色を付けた方が良さそうです。仮面ライダーの体のパーツで、スムーズにハマらなくなった箇所は、サンドペーパーで削り、調節した後に再度ムラにならないように、色を付け直しました。
ここの調整が少しやっかいでした。 - 眉間のボッチ部分の穴に、緑に塗った丸棒を加工してはめ込みます。
- ライダーベルトのくるくる回る部分は、セメダイン ラピーミニ キラキラ粘着テープを付けています。
- 腕と足に白のラインを入れる。
- 白いパーツにアクリル絵の具パールを重ね塗りし、キラキラさせる。
- すっかりパズルとして遊び飽きたら、玄関やお部屋にレリーフとして置けるように、裏側に穴を開け、丸棒を挿し、ミニ額の様に立てて飾れるようにしました。
最後に枠の部分を茶色に塗り、乾かして完成です!
仮面ライダー1号の組み木 完成
完成したので、組み木を組み立てる様子をタイムアタック風動画にしてみました。
※2倍速になってます。
おばあちゃんの記録:1分48秒でした。試しに家族にやってもらったところ7分かかっていました。
さてさて孫よ、この記録 破れるかな?ニヤリ
最初は背景も色をつけようと思っていたのですが、本体に色を付けた所かなり良い感じだったので着色はせずに木材そのものの色を活かしました。
背景が無色のおかげで仮面ライダーが際立っていると思います。
特に無色の背景は表と裏がわからないので幼稚園児にはどうかな?と思ったのですが、ちょっとくらい難しいほうが長く遊んでくれると考えそのままにしました。
まとめ
こんなにパーツが多い組み木は初めてでしたが、満足のいくものが出来てうれしいです。
実際のところ失敗するかも…と心配していました。ですが、作業を進めていくとサンドペーパーをかけ終えたあたりから仮面ライダーらしさが出てきて途中予期せぬことが少々ありましたが何とか完成にこぎつけました。
材料も木材や絵の具、テープなど家にあるものだけで作れたので、失敗してもまぁいいかっ!と思いながら制作したのが良かったのかもしれません。
このブログは、過去に制作した作品をご紹介することが多く、忘れてしまっていることや単純な感想しか出てこないことが多々あります。
今回の組み木は図案の書き出しから完成まで、ブログ用にメモを取りつつ作業しました。
細かい感想や些細な注意点も載せることが出来たので、後に読み返した時に備忘録として今後の作品に役に立ちそうです。
出来上がりを改めてみると、中々やれるもんだな!と自画自賛です。
歴代ライダーの区別もつかない婆ちゃんが作ったと思えば上出来でしょう
さて、この組み木のプレゼント、喜んでくれるでしょうか…?反応が良ければ第2弾、3弾を制作してみようと思います。
染料 ウッドカラー各種
木のサイズ 23.5×20×2.3cm
制作期間 2週間
制作年 2017.3
パーツ 23個
自分メモ
サンドペーパー多めに。色付け→膨張→合わなくなる。
サイズ調整必要:ペーパー→色補修
その他の孫の気を引く作戦は孫の気を引く をクリックでご覧いただけます。