アカンサス柄の額縁を2つ制作中です。
アカンサス柄の木の額縁を制作
大きめサイズ36×33cmの板が2枚分必要なので、シナノキの長い板を糸ノコでカットし、ハタガネで幅広の板に加工しました。
木彫りの木材について
完全にくっつくのを待って、数日後キレイな箇所を切り出し
全体的にサンダーで研磨していきました。
次は板に図案を書き込んでいきます。
板とトレーシングペーパーの間にカーボン紙を挟み、なぞっていきますがズレるとやり直しになるので、慎重に進めました。
板の図案の上から鉛筆で更になぞった後、絵が入る部分をくり抜いたところです。
2つの額縁の図案は基本同じですが、模様をところどころ変えています。
アカンサスのクリンとしている巻きの角度も変えています。
図案の細かいところや位置などを微調整し、板を彫り始めました。
まず海っぽい方から取り掛かります。真ん中にある模様は一応ホタテ貝です。
ホタテと言えば噴火湾やサロマ湖のホタテイメージしかないので、アカンサスに馴染むかな?と不安だったのですが、イタリアのウフィツィ美術館にある有名な絵画『ヴィーナス誕生』ってあるじゃないですか教科書にも載っている
あの絵の女の人が乗っている貝って、地中海産のジェームズホタテガイ《英名:St. James’s scallop》というホタテなんですって!ドゥオーモ!クーポラ!プレーゴ!ですよ!!
へぇ〜そうなんだ〜!昔、よく見かけた花壇の仕切りとして刺さっていたホタテの貝殻も素敵に思えてきました。
なので気持ちお洒落ホタテに見えるように、貝の中心に向けてこんもり角度をつけ、丸みを出す感じで彫りたいと思っていますが出来るのか私??
ホタテ、難かしそうなので後回しだな…。
殻付きのホタテをもらって食べたらアート作品になった話
完成までは、もうしばらくかかりそうです。
額縁の続きです
額縁の完成編