ネコじゃなくてエジプトの方です。
スフィンクスの置物を木で作る
エジプトのギザ3大ピラミッド近くに鎮座するスフィンクスを立体的に木彫りで彫ってみることにしました。
岩の感じが木彫りと似てるんではないだろうか?と思ったからです。色塗らなくていいし。
本物のスフィンクスは全長73.5m、全高20m、全幅19m。
木彫りスフィンクスは全長16cm、全高6.8cm、全幅6cmで作っていきます。
木は彫りやすいシナノキを使っています。
スフィンクス制作開始
シナノキの板を3枚くっつけて、糸鋸で荒くカットし彫っていきました。
顔は難しいですね。歴史が凄すぎて朽ちてる部分もあるからどうにかなるかなと思ったのですが似ない…。
目がいかにも整形した人みたいになったり口角が上がりすぎて不敵な笑みを浮かべているようになったりと苦労しました。
そしてかなり小顔です。顎のラインをスッキリさせたりしました。
色々調整し、木彫りで粗めに彫ると良い感じで岩感が出てきました。
最後に前足をくっつけて本体は一応完成です。岩っぽさが出るようにニスはかけていません。
木の台車
木の台車も作りました。100均のプルバックおもちゃの車を改造してもいいかと思ったのですがいいサイズのが見つからなかったので自作します。
板を2カ所切り抜き、車軸が入る穴を4カ所開けました。
真ん中にネジ金具を付けて輪ゴムをひっかけます。
反対側の輪ゴムを後輪の棒に固定します。
後輪に溝を彫り、輪ゴムを車輪にはめ込みます。これは滑り止めです。
車体を後ろに引けば輪ゴムが伸びて手を離すと反動で進む予定です。
走る走るぞスフィンクス【動画】
《画面上をクリックすると動画が再生します》
木の台車とスフィンクスを合体させスフィンクス+車=スフィカーとして動画にしました。(モルカー風)
なかなかシュールな出来になったと思います。自分でもスフィンクスを走らせた意味はわかりません。
木彫りでスフィンクスを作ったは良いけど、使い途が全く無かったので無理やり動画にしました。
スフィンクスの撮影会
エジプトのスフィンクスは紀元前2500年頃に作られたというのが定説のようですが、まだまだ色んな事が謎に包まれています。ロマンですね。
何千年も砂漠にいてカラッカラに乾燥し、お肌のダメージもすごいことでしょう。
およげたいやきくんのたいやきは、毎日毎日鉄板の上で焼かれてイヤになっちゃってある朝みせのおじさんとケンカして海に逃げ込んだので、スフィンクスも色々ストレスが溜まっているでしょうから程よい湿度の北海道を満喫してもらおうと思い、外へ連れ出しました。
砂利とスフィンクス
砂利の上で写真を撮ると故郷の砂漠っぽくなりました。やっぱり似合いますね。
お花畑とスフィンクス
私が気に入っているのは左上の写真です。
海とスフィンクス
潮風に吹かれてご機嫌のスフィンクスさん
木彫りスフィンクスはカワイイ
いつもは、平面の板を彫っているので慣れない立体的な木彫りは、押さえている方の手も痛くなっちゃいました。
スフィンクスの頭は、大晦日にテレビで見る『笑ってはいけない』の浜ちゃんのおかっぱみたいになってしまいました。が
実は、スフィンクスを作るにあたって一番こだわった点は後ろ姿です。
後ろからスフィンクスを見ると『意外に胴が長っ!!え、しっぽもあんの??』なので、そこだけ注意して制作しました。
胴が長くできたので満足です。しっぽは唯一サンドペーパーをかけました。
本当は横たわっているラムセス2世も作ろうと思っていたのですが、顔を彫る能力が絶望的にセンス無しなのでやめました。
色々やってるうちに愛着が出てきて、木彫りのスフィンクスがかわいくなってきました。
部屋に飾っておこうと思います。
染料 無し
木のサイズ 16×6.8×6cm
制作期間 1週間
制作年 2021.5